感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
51
油彩画と日本画、それぞれで美人画を描いている現代の画家たちの世界。綺麗な本でしたが少し物足りない気も。油彩画はリアリズム寄りのものが多くあまり好みではなかったのですが、小木曽誠氏の雰囲気ある不思議な世界は好みです。日本画は池永康晟氏と森田えり子氏が圧倒的存在感です。森田氏は何故廉価な作品集が少ないのか…でもファンとしてはインタビューが掲載されていたのが嬉しかったです。何故かスペインの画家も掲載されてます。全部日本人で良かった気もします。2016/04/23
糸車
20
島村信之さんの絵が見たいがために買ったようなもの。画集を買う勇気がまだなくて。「日差し」というタイトルのその絵を初めて目にしてからずーっと気になっていた画家さん。この本で知った岡本東子さんも素敵です。というか、わたし好みなんでしょう。色合いとか、柔らかな線とか。大人の塗り絵で見かけた池永康晟さん。日本画のように岩絵具と膠で描いていらっしゃるのを知って改めてじっくり見ると感慨深いです。大した知識もないわたしにとって現代の美人画入門編といったところ。2017/01/09
ハイパー毛玉クリエイター⊿
6
現代の美人画。誰でもカメラを常時携帯している現代において、写実的な人物画なんて、はたして意味があるんだろうか??なんて私は思ってしまうが、こうして作品を見てみると、写真にはない味わいが絵にはあるなぁとも感じる。モデルが持つ個性と画家の持つ個性とが合わさって、なんともいえぬ美しさや艶やかさがうまれている。2016/02/16
スリカータ
4
写実的な女性画が好き。実物以上に美しいのでしょう。島村信之さんの絵が特に好きで、一番収録数が多いのでじっくり鑑賞できた。同性の目から見ても、美しくて眼福です。後半に行くほど写実から遠ざかりますが、若い画家の作風を知る上でも楽しめました。2018/11/25