内容説明
台風の集中豪雨で増水した相模川の河原で女性の変死体が発見された。被害者は建設会社の常務夫人で、頭部に打撲の痕があることから殺人事件として捜査が開始された。当初、容疑は常務に向けられたが、彼には当日熱海にいたというアリバイがあった。他に有力な容疑者が現れないなか、今度は酒匂川で常務の愛人のホステスの死体が見つかった。死亡推定日時は最初の事件とほぼ同じで、殺害方法も酷似していた。果たして同一犯なのか?大胆で緻密な犯行に、地道な捜査を続けるベテラン刑事と新米刑事のコンビが挑む傑作。
著者等紹介
津村秀介[ツムラシュウスケ]
横浜生まれ。出版社編集者、神奈川新聞嘱託、週刊新潮ルポライターを経て、1982年「影の複合」でデビュー。アリバイ崩しの名手として人気を博すが、2000年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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