内容説明
コトバの意味と機能を踏まえて思春期を支援する。思春期の目標は、「自分で考え、自分で行動できる」ようになることです。本書では、思春期クライエントの使う言葉、そして支援者の使う言葉に着目して、思春期が辿る「自己理解→意思形成→意思決定→行動」という成長の道筋に伴走する方法を伝えます。
目次
1 思春期支援のエッセンス(思春期支援の特徴と心がまえ;思春期支援にとってのゴールとそのゴールに至る道;思春期支援にとって大切な概念・技法を知ろう;文脈とは何か?なぜ、内容ではなく文脈に目を向けるのか?)
2 カウンセリングの実際(失敗編)(自己理解・意思形成・意思決定・行動に導くカウンセリング(失敗例))
3 カウンセリングの実際(成功編)(自己理解・意思形成・意思決定・行動に導くカウンセリング(成功例))
4 カウンセリングの理論的背景(PART3(成功例)の重要局面を理論的に振り返る)
著者等紹介
細川大雅[ホソカワタイガ]
東京大学医学部卒・東京大学大学院卒(医学博士)。精神科専門医・精神科専門医指導医・精神保健指定医・産業医・学校医・公認心理師。東大病院精神神経科、初石病院、内閣府、ハーバード大学医学部精神科研究員、土田病院副院長を経て、思春期発達専門のストレスケア東京上野駅前クリニックを東京都台東区に開業。帝京平成大学客員教授、思春期発達研究所所長。専門は思春期精神医学。思春期のまま人生を終えた弟と、思春期も迎えられなかったもう1人の弟のことを考えながらも、「いま、ここ」にいる中学生と高校生の思春期の娘2人の言葉に耳を傾ける日々を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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