内容説明
もう一度DVDで見直してみるか団塊世代。未知の映画にどこまで共感できるか若者世代。織田作之助賞作家の著者が渾身の筆力で映画好きの人々に送るシネマノーツの決定版。
目次
“美”による充足―詩人の血
魔性に惹かれる永遠の少年―未完成交響楽
解けない謎―大いなる幻影
愛されたかった男―市民ケーン
計算された感動―天井桟敷の人々
魅力的な悪党―第三の男
きみが死んでぼくはうれしい―情婦マノン
泥だらけの大スター―アフリカの女王
絶望的な“別れ”―終着駅
モニカの問い―不良少女モニカ〔ほか〕
著者等紹介
上原徹[ウエハラトオル]
1948年東京生まれ。早稲田大学理工学部卒業。2003年「ひまわりの彼方へ」により、第20回織田作之助賞佳作入選(文學界掲載)。映画に関する文章は、20年にわたり各種雑誌等に寄稿・発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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