内容説明
競馬は本来、結果論でしか語ることができない。しかし、レースの攻略パターンを数多く持って、そのパターンを使いこなせるようになれば、精度の高い的確な予想ができるようになる。そのために必要なのは、さまざまな角度から競馬を見る目を養うことである。コース、距離、戦績、ローテーション、厩舎、騎手、展開、etc。本書では、それぞれの項目ごとに、どのようなレース予想の組み立て方があるかを考えた。
目次
予想の前に(競馬専門紙の印は“予想”ではなく“データ”である;人気の順位よりも人気の理由を考える;レーティングの弱点と能力値の盲点)
コース(コースを制する馬がレースを制す;わずか1ハロンの差がコースを別物に変える;レースを決めるのは最初の直線;コース実績の高い馬が得意の条件で大敗する理由)
距離(レース距離プラス1ハロンの馬券攻略術;距離短縮・距離延長馬の狙い目は次走)
時計(持ち時計は軽視、近走時計は重視)
戦績(1600万クラスは予想の鬼門;昇級・降級・格上挑戦 好走パターンの見抜き方)
ローテーション(休養明け・格上のレース→ハンデ戦;連闘の昇級戦→得意回りのハンデ戦;遠征→適距離レース→得意コース;レース間隔から見分ける好走馬と凡走馬の特徴)
厩舎情報(馬券攻略に使えるコメントと使えないコメント;厩舎の勝負モードを測る前2走コメント活用法)
騎手(リーディング上位機種の価値と信頼性;地方騎手・外国人騎手の〈巧さ〉の秘密;天才騎手・武豊の買い方と消し方;ジョッキー冥利に尽きる後藤浩輝の“恩返し”;成長する若手騎手のチェックポイント)
調教(調教で見るものは“時計”ではなく“変化”)
血統(たかが血統、されど血統;良血馬と過剰人気馬は紙一重)
展開(展開のカギを握るのは逃げ馬+騎手心理;レール展開を大きく左右する3つの不確定要素;勝ち馬を教える“シュミレーションレース”)
馬券(上達と的中のための馬券セオリー)
著者等紹介
安東裕章[アンドウヒロアキ]
東京都出身。本籍・高田馬場、現住所・練馬。20代は俗に言う“ギョーカイ”で暗躍。作詞家、コピーライター、タレント本のゴーストライター、舞台監督、ミニFM局のパーソナリティなどの経歴を持つ。2002年、日曜日静のペンネームで『競馬マニュアル』(総和社刊)を発表。同書は日韓共催のサッカーワールドカップの最中にも関わらず、都内某有名書店の実用書部門において「ベッカム写真集」を上回る売り上げを記録、ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けいすぱ
ミッドナイト木幡