内容説明
人文学は多様に展開した歴史や現代的課題に対し、個人の関心と時代の要請に応える営みである。本書では近代の人文主義的ヒューマニズムの巨人エラスムスを中心にその要請に応えた。60年以上に渡りヨーロッパ思想史の人文学研究に携わってきた著者が、読書、学習、研究、教育の経験を踏まえ、それぞれの局面で出合う多くの困難と楽しみを伝えて、読者やこれから研究を志す人びとに役立つことを念頭に人文学を紹介。技術が先端化し社会がその巨大な影響に曝されている中、「人間が善く生きる」ための学びの場として、人文学のもつ豊かな可能性が示されよう。
目次
第1部 人文学とは何か(人間と文化―人間は文化的な存在である;人文学の学問的成立と展開;エラスムスの源泉志向;人文学による自己形成―エラスムスの場合;基礎経験から思想への発展―ルターの場合;テクストとの対話―知恵は聞くことにある)
第2部 研究と教育のアドバイス(研究はどのように行われるべきか;講義の準備と研究発表)
第3部 わたし自身の経験から(青年時代の読書体験;文学作品の読み方;人文学の学習法;人文学研究の喜び)
著者等紹介
金子晴勇[カネコハルオ]
昭和7年静岡県に生まれる。昭和37年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。聖学院大学総合研究所名誉教授、岡山大学名誉教授、文学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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