債鬼転生―討債鬼故事に見る中国の親と子

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債鬼転生―討債鬼故事に見る中国の親と子

  • 福田 素子【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862853073
  • NDC分類 388.22
  • Cコード C3097

内容説明

金を奪われるか、借金を踏み倒された人物が死後、加害者の子供に転生し、重い病気になったり放蕩したりして、今度は逆に親の金を浪費する。その金額は盗んだ金や借金の額と同じであり、子供は取り立てが終わると親の心に深い傷だけを残して去っていく…。討債鬼故事は中国において千数百年にわたり語り継がれてきた怪談である。本書は、この辛口の物語がどのように生まれ、展開していったのかを通時的広域的に追求し、その宗教思想的背景をも描いた独創的な研究成果。中国人社会の家族観・経済観・生命観・運命観を考える上でも多くの有益な知見を提供してくれる。文学研究のみならず、思想・歴史・民俗研究にとっても貴重な示唆に富む一書である。

目次

第1部 討債鬼故事の成立まで(仏典および六朝・唐代小説における輪廻と復讐;転生して復讐する者たち1―『日本霊異記』中巻第三十縁の背景;転生して復讐する者たち2―「党氏女」の周辺;金額一致表現から見た畜類償債譚)
第2部 討債鬼故事の変容(冤家債主との葛藤―王梵志詩「怨家〓人賊」の解釈について;雑劇「崔府君断冤家債主」―父親の救済;雑劇「看銭奴買冤家債主」―息子の正体)
第3部 討債鬼故事と日本(落語「もう半分」に見る討債鬼故事の受容と変容;もしも子供から「お前は前世で私を殺した」と言われたら―討債鬼故事の日中比較)
補論 偽経『仏頂心陀羅尼経』の成立と版行・石刻活動

著者等紹介

福田素子[フクダモトコ]
1970年北海道函館市に生まれる。1990年東京大学文科3類入学。1996年同文学部中国語中国文学科へ学士入学。1997年より1年間上海市復旦大学留学。食品会社勤務を経て2003年東京大学人文社会系研究科アジア文化研究専攻修士課程進学。2011年東方学会賞受賞(論文「雑劇『崔府君断冤家債主』と討債鬼故事」及びこれと関連する研究活動)。2013年博士号(文学)取得。聖学院大学、青山学院大学、関東学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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