ランゴバルドの歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784862852458
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C3022

出版社内容情報

本書は790年前後に執筆されたもので,ランゴバルドの民族起源からはじまり,いわゆる民族移動期の動乱を経てイタリア半島に進出し,2世紀あまり後にフランク王国に滅ぼされるまでの歴史的経緯を描く。達意の訳文と詳細な訳注を付した第一級資料の初の翻訳である。
ランゴバルドがラテン語文献に出てくるのは1世紀になってからであるが,タキトゥスは『ゲルマニア』で,彼らは少数部族でありながら独立不羈の精神と勇猛果敢さによって,周辺民族から一目置かれたと述べている。ランゴバルド族はスカンジナビア半島から発祥し,人口の増加に伴い新天地を求めて南下,ヴァンダル族との戦いで勝利したが,飢饉に見舞われ,その後もヨーロッパ各地を転々としていった。ローマ軍をはじめ各地で敵対する部族と闘いながら,568年にイタリア半島に侵入,イタリア北部・中部を中心に征服するが,774年フランク王カール大帝との戦いに敗れ王国は崩壊する。
著者は人物の意志や行為を重視して,アルボイン,テウデリンダ,グリムアルド,クニンクベルトなど代表的な人物に光を当てるとともに,多くの多彩な人物を活写してランゴバルドの歴史とそれを支えた人物群を描く。中世ヨーロッパ誕生の現場を見る格好の書である。

第 I 巻
1.ゲルマニアについて,この地が多くの民族を育み,そしてそれ故多くの部族がゲルマニアから移住することになったこと。
2.スカンジナビア島について,及びこの島をウィンニリ,すなわちランゴバルドが後にしたこと。
3.イボルとアイオが,母親ガンバラと共にウィンニリの最初の指導者となったこと。
 他24話

  第 II 巻
1.いかにしてランゴバルドは,帝国書記官ナルシスの命令に従って,対ゴート戦において彼に援護を与えたか。
2.いかにしてナルシスは,フランクの指揮官ブッケッリヌスとアミングスに勝利したか。第三の指揮官レウタリウスの死について。
3.いかにしてナルシスは,自身に抵抗したヘルリの君主シンドゥアルドを滅ぼしたか。
 他29話

  第 III 巻
1.ランゴバルドの諸公が略奪のためにガリアに侵入したこと。彼らの来襲を福者ホスピティウスがだいぶ前から予言していたこと。
2.福者ホスピティウスを暗殺しようとしたランゴバルドのこと。いかにして彼の右手が硬直したか,そしていかにして彼の右手がその聖人によって健康な状態に回復したか。そのランゴバルドが修道士になったこと。
3.いかにしてランゴバルドの軍勢に,パトリキウスのアマトゥスが戦争を仕掛け,いかにして彼が敗北を喫して殺され,またいかにランゴバルドが勝者として多くの略奪品をイタリアに持ち帰ったか。
 他32話

  第 IV 巻
1.アギルルフ王が,人質のためにフランスに使者を派遣したこと。
2.同じ年にあった旱魃とイナゴの大群について。
3.アギルルフがミムルフスを殺したこと。ガイドゥルフスとウルファリの謀反について。
 他48話

  第 V 巻
1.いかにしてグリムアルドが,王権を固めた後に,アリペルト王の娘を娶ったか。
2.ペルクタリトの逃亡について。いかにして彼がグリムアルドの許に戻り,そして再びフランスに逃げたか。
3.ウヌルフスとペルクタリトの近習に対するグリムアルド王の慈悲。
 他38話

  第 VI 巻
1.いかにロムアルドはタレントゥムを攻略したか。いかにテウデラタは聖ペトルスの修道院を建設したか。
2.ロムアルドの死について。いかに聖ベネディクトゥスの遺骸がガリアに運び去られたか。
3.フォルム・ユリイ公ロドアルドについて。彼の公国領を侵略したアンスフリトについて。
 他55話

解題
あとがきとして
固有名詞一覧

パウルス・ディアコヌス[パウルス ディアコヌス]
著・文・その他

日向太郎[ヒュウガタロウ]
翻訳

内容説明

本書は790年前後に執筆されたもので、ランゴバルドの民族起源からはじまり、いわゆる民族移動期の動乱を経てイタリア半島に進出し、2世紀あまり後にフランク王国に滅ぼされるまでの歴史的経緯を描く。達意の訳文と詳細な訳注を付した第一級資料の初の翻訳である。

目次

第1巻(ゲルマニアについて、この地が多くの民族を育み、そしてそれ故多くの部族がゲルマニアから移住することになったこと。;スカンジナビア島について、及びこの島をウィンニリ、すなわちランゴバルドが後にしたこと。 ほか)
第2巻(いかにしてランゴバルドは、帝国書記官ナルシスの命令に従って、対ゴート戦において彼に援護を与えたか。;いかにしてナルシスは、フランクの指揮官ブッケッリヌスとアミングスに勝利したか。第三の指揮官レウタリウスの死について。 ほか)
第3巻(ランゴバルドの諸公が略奪のためにガリアに侵入したこと。彼らの来襲を福音ホスピティウスがだいぶ前から予言していたこと。;福者ホスピティウスを暗殺しようとしたランゴバルドのこと。いかにして彼の右手が硬直したか、そしていかにして彼の右手がその聖人によって健康な状態に回復したか。そのランゴバルドが修道士になったこと。 ほか)
第4巻(アギルルフ王が、人質のためにフランスに使者を派遣したこと。;同じ年にあった旱魃とイナゴの大群について。 ほか)
第5巻(いかにしてグリムアルドが、王権を固めた後に、アリペルト王の娘を娶ったか。;ペルクタリトの逃亡について。いかにして彼がグリムアルドの許に戻り、そして再びフランスに逃げたか。 ほか)

著者等紹介

日向太郎[ヒュウガタロウ]
1965年、神奈川県に生まれる。1989年東京大学文学部卒業。1994‐96年フィレンツェ大学にて研究(1994‐95年イタリア政府給費留学生)。1999年東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻修了、博士(文学)取得。2009年より東京大学教養学部准教授。専門は西洋古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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