出版社内容情報
破壊という視点から見えてくる社会問題とは。死、災害、暴力、戦争、病、犯罪などの破壊をテーマにしながら、それが同時に復興・再生への道筋を生んでいることを26の論考で多角的に示す。
目次
破壊から捉える社会
第1部 死から捉える社会(「追憶の秩序」再考―「両義的な他者」から「媒介的知識人」へ;高度資本主義社会における死の変容 ほか)
第2部 破壊と社会秩序(災害と秩序を問う―荻野昌弘の社会学;災害神話、文化的記憶と防災・減災―中国西南部における少数民族神話の防災・減災機能に関する一考察 ほか)
第3部 社会の余白と暴力(詐欺の社会学解題―荻野理論再訪;素人間売買春の三〇年―援助交際からパパ活・立ちんぼまで ほか)
第4部 社会の再生のために(頼母子講でコミュニティを統治する―岐阜県郡上市八幡町の事例から;民衆文化的保守―社会の再生・新たな展開への可能性を孕むもの ほか)
著者等紹介
荻野昌弘[オギノマサヒロ]
関西学院大学社会学部教授。パリ第七大学大学院社会科学研究科博士課程修了、博士(社会学)
足立重和[アダチシゲカズ]
追手門学院大学社会学部教授。関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学、博士(社会学)
山泰幸[ヤマヨシユキ]
関西学院大学人間福祉学部教授・学部長、関西学院大学災害復興制度研究所所長・大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。