出版社内容情報
近代化で死別や看取りはいかに変容したのか。遺品整理業へのフィールドワークからエスノグラフィーを描き出し、そこに死の個別化を見出す。補論で死のゲゼルシャフト化に抵抗する試みの紹介も。
目次
第一章 死への社会学的アプローチ
第二章 死の社会的処理の論理
第三章 現代社会の死・家族・所有物
第四章 遺品整理業のエスノグラフィー
第五章 死の個別化―結語
補論 ゲゼルシャフトで死が見出されるとき―ボルタンスキーの試み
著者等紹介
藤井亮佑[フジイリョウスケ]
1993年滋賀県出身。関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学、社会学博士。現職:関西学院大学・大阪産業大学非常勤講師ほか。関西学院大学大学院社会学研究科研究科研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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死の社会学:死の社会的意味 医療化 商品化 終活 遺品整理業 共同体の死 個別化 悲嘆のプロセス 死の象徴 遺品整理と社会:遺品の価値 物象化 供養と処理 社会的交換 家族の変容 孤独死 法的枠組み 生活の痕跡 死後の経済 遺族の心理 現代の死の変容:核家族化 高齢化社会 死の公私化 追憶の秩序 社会的絆の希薄化 健康寿命 生命の延長 支援ネットワーク デジタル遺品 生活史 文化と死:葬送儀礼 宗教と死 アートと死 死の表象 記憶の継承 慣習の変化 終末期ケア 社会的適応 共同体の記憶 死の経験2025/03/11
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