出版社内容情報
失われた20年を経て中小企業が持続的に経営していくことができるための政策のあり方とは。震災や国際化・グローバル化を経て希求される中小企業政策を経営実践の観点から実証した政策論。
目次
第1部 現代の日本経済社会における中小企業と中小企業政策(日本経済と現代中小企業のベンチャー・イノベーション―第1部のための序論;中小企業形態の再検討;中小企業政策の歴史的展開;ベンチャー型中小企業の存立と経営行動―事業創造と事業支援の視点からの再検討;中小企業支援・振興策の再検討とベンチャー・イノベーション)
第2部 クライシス・リスク時代における日本の中小企業(震災からの復興と中小企業の存立―第2部のための序論;クライシス・リスクと地域中小企業;震災による中小企業の存立基盤の変化と現代企業経営―震災からのケースをつうじて;中小企業の信用力創造とイノベーション)
第3部 国際化・グローバル化時代における日本の中小企業(中小企業の海外事業展開を考える―第3部のための序論;戦後日本経済の産業構造の変遷と経済のグローバル化;経済のグローバル化と中小企業の海外事業展開)
第4部 中小企業のソーシャル・イノベーションと中小企業政策の行方(中小企業の存立とソーシャル・イノベーション―第4部のための序論;中小企業の社会的責任、企業倫理・地域活性化;顧客価値創造経営を実効するソーシャル・イノベーション;承継者難への対応と持続可能な地域づくり;中小企業によるソーシャル・イノベーションへの展望)
著者等紹介
佐竹隆幸[サタケタカユキ]
関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科前研究科長・元教授。兵庫県立大学名誉教授、日本中小企業学会会長(第14期)、博士(経営学)。1960年11月22日生(2020年9月23日没59歳)。1990年関西学院大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。1999年神戸商科大学商経学部助教授。2004年兵庫県立大学(前神戸商科大学)経営学部教授。2016年兵庫県立大学名誉教授。2016年関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。2019年関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科長、関西学院大学評議員
関智宏[セキトモヒロ]
同志社大学商学部教授、日本中小企業学会理事(第14期)、博士(経営学)。2006年神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。2014年阪南大学経営情報学部教授。2018年同志社大学商学部教授、同志社大学中小企業マネジメント研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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