出版社内容情報
日本による朝鮮植民地時代から現代まで、日韓女性キリスト者たちは互いをどう理解し活動を展開したのか、フェミニズムの視点から考察。第2部には韓国フェミニスト神学についての論考を収録。
目次
第1部 女たちの日韓キリスト教史―婦人矯風会をめぐって(明治期『婦人新報』における朝鮮理解;大正から昭和期『婦人新報』における朝鮮理解;女性キリスト教団体及び機関紙における朝鮮理解の比較分析;朝鮮理解に関する宣教学的考察―淑明女学校の設立過程を手掛かりに;朝鮮理解に関する宣教学的考察―植民地期から現在まで ほか)
第2部 韓国フェミニスト神学概観―教会論を中心に(1960年代までの韓国教会における女性運動;韓国フェミニスト神学の形成と発展;韓国教会における女性の状況と動向;韓国フェミニスト神学と教会論;結論 フェミニスト神学の意義と展望)
著者等紹介
神山美奈子[カミヤマミナコ]
兵庫県西宮市生まれ。関西学院大学神学部卒業、同大学神学研究科にて神学修士(Th.M)及び神学博士(Th.D)学位を取得。専攻は実践神学。在学中に韓国の延世大学校、梨花女子大学校に留学。日本キリスト教団牧師として兵庫松本通教会担任教師、甲陽園教会主任教師、丹後宮津教会担任教師を務める。ヴォーリズ学園近江兄弟社中学校聖書科教諭、聖潔大学校(韓国)日語日文学科専任講師、国立仁川大学校(韓国)非常勤講師、関西学院高等部、夙川学院中学・高等学校、梅花高等学校で聖書科非常勤講師などを経て、名古屋学院大学商学部准教授。日韓キリスト教史を主な研究課題とし、執筆・翻訳活動に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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