目次
1 グローバルな「人権」言説と個々の生(近代国家における幸福追求の構想;潜在能力、人間の安全保障、人権 ほか)
2 「文化」を語ることの困難―文化相対主義をめぐる議論(反=反相対主義―文化相対主義VS.啓蒙主義?;文化相対主義のパラドクスと人類学の再帰性)
3 「市民社会」における「文化」の語り手―多文化主義的政策と戦略的本質主義(「文化」の語り手としてのネイティヴ人類学者たち;文化の戦略的表象―先住民運動、「民族ナショナリズム」)
4 文化相対主義と普遍的「人権」概念―理念的二頂対立ではなく言説の政治的機能へ(「人権」概念の有用性はどこにあるか?;女性割礼(FC/FGM)と「人権」言説 ほか)
5 再び、「文化」を語ること―運動としての文化人類学(文化とともに生きる人びとのリアルな姿を描く;人類学的介入の可能性)
著者等紹介
白石壮一郎[シライシソウイチロウ]
2007年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程研究指導認定退学。現在、関西学院大学大学院社会学研究科特任助教、関西学院大学社会学部非常勤講師、近畿大学農学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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