内容説明
本書はパーソンズの社会システム理論と分析的実在主義と呼ばれる、彼の方法論・認識論の生成過程を明らかにする
目次
1章 社会システム理論の始祖―ヴィルフレード・パレート(パレートの学問的遍歴―数学・物理学の研究から経済学者、そして社会学者へ;『一般社会学大綱』の構成;パレートの行為理論;パレートの行為理論の理論的射程;残基と派生;パレートの社会システム理論)
2章 ローレンス・ジョージェフ・ヘンダーソン(社会システム理論の仲介者L.J.ヘンダーソン;システムと均衡;生化学者・生理学者としてのヘンダーソン;社会科学への関心)
3章 社会学者としてのL.J.ヘンダーソン(パレートの紹介と論争;社会学への貢献;システムおよび社会システム概念の導入;パレート社会学の布教;医療社会学に対する貢献;ヘンダーソンによる社会学の展開)
4章 パーソンズによるパレートとヘンダーソンの継承(ヘンダーソンの影響の経路と範囲;パーソンズに対するヘンダーソンの社会的‐精神的支援;パーソンズに対するヘンダーソンの知的影響;パレートの知的遺産;パーソンズによるパレートの継承;パーソンズの社会システム理論)
著者等紹介
赤坂真人[アカサカマコト]
1957年兵庫県に生まれる。1985年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士(関西学院大学・2007年)。現在、吉備国際大学大学院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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