出版社内容情報
◯マッチングアプリで好みでないタイプを書いたら差別?
◯故人をバーチャルキャラとして「復活」させていいの?
◯「普通の日本人」の「普通」ってどういう意味?
最新の面白い哲学の成果を、現役の研究者たちが紹介!「哲学って、こんなことまで考えるの!?」「そんな発想があったのか!」これまでの哲学に対するイメージが大きく変わる、新しいスタイルの入門書です。
哲学に興味はあるけれど、難しそうで手が出なかった。哲学入門書を手にしてみたけど、途中で挫折してしまった。そんな人も、本書を読めば哲学の面白さと幅広さを感じられるはず。驚きに満ちた哲学の世界へ飛び込みましょう!
内容説明
哲学の本でよく見るおなじみの話題は載っていません。現役哲学研究者が選んだ、とびっきり面白いネタが満載!身近な悩みから世の中の不思議まで徹底追究!世界の見え方がガラリと変わる新しい哲学入門書。
目次
第1章 日常生活の中に潜む哲学研究(サステナブルなファッションを選ぶにはどうしたらいいか?;マッチングアプリで好みでない人のタイプを書くのは差別か? ほか)
第2章 アートや美意識から考える哲学研究(小説を読むことで人はやさしくなれるのか?;動物園で動物の美しさを鑑賞できるのか? ほか)
第3章 正義と悪を考える哲学研究(不良が更正したことを称賛してはいけないのか?;レアグッズの転売は道徳的に問題なのか? ほか)
第4章 学びや教育に活きる哲学研究(問いとは何か?;三段論法は本当に正しいのか? ほか)
第5章 こんなことまで考える哲学研究(なぜ試しにスペイン語を話してみることはできないのか?;色はどこにあるのか? ほか)
著者等紹介
稲岡大志[イナオカヒロユキ]
1977年生まれ。大阪経済大学経営学部准教授。2008年神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)。専門はヨーロッパ初期近代の哲学、数学の哲学、スポーツの哲学・倫理学、アニメーションの哲学など。著書に『ライプニッツの数理哲学―空間・幾何学・実体をめぐって』(昭和堂、2019年)など。好きな哲学書は、アリストテレス『ニコマコス倫理学』、フレーゲ『算術の基礎』、ハイデガー『存在と時間』など。最近は、17世紀のヨーロッパで解析学が誕生するとき幾何図形がどのような役割を果たしていたか、アニメーション声優の演技の「うまさ」とはなにか、といったことに関心があります
森功次[モリノリヒデ]
1981年生まれ。大妻女子大学国際センター専任講師。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は美学・芸術哲学(特に美的価値・芸術的価値の理論)。主な著作・論文に、『ワードマップ現代現象学』(共著、新曜社、2017年)、「美的なものはなぜ美的に良いのか:美的価値をめぐる快楽主義とその敵」(『現代思想』2021年1月号)など。主な訳書にロバート・ステッカー『分析美学入門』(勁草書房、2013年)、ノエル・キャロル『批評について:芸術批評の哲学』(勁草書房、2017年)など。最近は美的教育、アダプテーションといったトピックに興味があります
長門裕介[ナガトユウスケ]
1987年生まれ。大阪大学社会技術共創研究センター特任助教。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学後、高崎経済大学など非常勤講師を経て現職。専門は倫理学(特に幸福と人生の意味)、社会哲学、情報科学技術のELSI(倫理的・法的・社会的課題)。趣味は古今東西のミステリを読むこと。近年の論文に「メタバースでアバターはいかにして充実した生を送りうるか」(『現代思想』2022年9月号)など。好きな哲学書はアリストテレス『ニコマコス倫理学』、ミル『自由論』、ルカーチ『歴史と階級意識』など。最近は技術に対する社会的な規制と幸福、疎外などの関係に興味があります
朱喜哲[チュヒチョル]
1985年生まれ。大阪大学社会技術共創研究センター招聘教員。大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門はプラグマティズム言語哲学とその応用(ヘイトスピーチや陰謀論の分析等)。近年の論文に「陰謀論の合理性を文節化する」(『現代思想』2021年5月号)など。好きな哲学書はスピノザ『エチカ』、ヴェイユ『ギリシアの泉』、ロールズ『正義論』など。企業内哲学者としてデータビジネスにおけるELSI(倫理的・法的・社会的課題)対応の社会実装などにも従事しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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