出版社内容情報
「負」を「価値あるもの」へと変換させる手引書
古い・無駄といったネガティブで「負」の烙印を押されたモノやコトから意味を転換・逆転させ、ポジティブかつ積極的な意味・価値を見出すための新たなマーケティング発想法を実例で紹介。「売れない」「人気がない」はチャンス! マーケティング担当者はもとより、「負」が常態化する時代を生きるビジネスパーソン必読の書?
内容説明
「古さ」「無駄」「無」「コンプレックス」「黒歴史」といった一見「負」の事象が価値へ変換される手引書。
目次
序章 「負」が常態化する時代
第1章 古さが価値になる―富士フイルム「写ルンです」若者におけるブームを事例として
第2章 無駄が価値になる―「不便」「手間」を楽しむ消費行動と小田急による観光地「箱根」再生を事例として
第3章 無が価値になる―モノ・情報・つながりを断つ消費行動と「いすみ鉄道」の再生を事例として
第4章 コンプレックスが価値になる―経営難に対する「銚子電鉄」の自虐戦略を事例として
第5章 黒歴史が価値になる―広島平和記念資料館二〇一九年の本館リニューアルを事例として
終章 「負」から、人間回帰へ
著者等紹介
田村高志[タムラタカシ]
株式会社小田急エージェンシーコミュニケーションデザイン局プランニング部長、プランニングディレクター。川崎市出身。立教大学経済学部卒。新卒で小田急エージェンシーに入社。エリア・街・商業施設といった「場」の活性化、エンゲージメントプログラム開発・CRMといった顧客リレーションシップマーケティング、新たな沿線生活事業の開発に従事。日本マーケティング学会「鉄道沿線マーケティング研究会」に所属し、「沿線」「駅」のポテンシャルを活用した新たな価値づくりを研究。受賞歴に、第4回日本プロモーショナル・マーケティング学会研究助成論文「学会賞」等がある
古谷奈菜[フルヤナナ]
株式会社小田急エージェンシープランニング部データアナリスト。さいたま市出身。立教大学現代心理学部卒。新卒で小田急エージェンシーに入社。クレジットカードやEコマースの購買履歴データを用いたCRM分析業務や小田急グループ商業施設のマーケティングに従事。受賞歴に、第4回日本プロモーショナル・マーケティング学会研究助成論文「学会賞」、「日本マーケティング学会カンファレンス2018」ベストポスター賞がある。所属学会:日本マーケティング学会、日本プロモーショナル・マーケティング学会
水師裕[スイシユタカ]
武蔵野美術大学・ソーシャルクリエイティブ研究所客員研究員。松江市出身。中央大学大学院戦略経営研究科修了、筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士後期課程在籍。株式会社リサーチ・アンド・ディベロップメント(R&D)、株式会社小田急エージェンシーなどでリサーチとマーケティングの実務を経験。研究領域は、消費者行動、マーケティング。研究の受賞歴に、第2回、第3回、第4回日本プロモーショナル・マーケティング学会「学会賞」(3年連続)、日本消費者行動研究学会「第17回JACS論文プロポーザル賞優秀賞」、筑波大学学長表彰(2017年度)、日本マーケティング学会「カンファレンス2019ベストポスター賞」等がある。所属学会:日本行動計量学会(広報委員)、日本社会心理学会、日本商業学会、日本消費者行動研究学会、日本人間行動進化学会、日本マーケティング学会(「鉄道沿線マーケティング研究会」企画運営メンバー)、日本マーケティング・サイエンス学会他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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