内容説明
SNSを見れば日本がストレスに侵されていることが分かる。だから自分の好きなことを仕事にしなければならない。どうにもならない偽善者たちの国。目の前の人をまず助けること…。この社会の真実を知ったとき、人生は逆転する。
目次
第1部 正しくこの世界に絶望せよ(経済を停滞させる日本の国民性;狂信的に語られる陰謀論;清廉潔白でなければ許さない日本人;自殺大国日本 ほか)
第2部 この世界はこんなに生きやすい(失敗、怒り、悲しみで人生は逆転する;社会に怒っている暇はない;お金が欲しいなら優秀な男と結婚しろ;技術の進歩を歓迎する ほか)
著者等紹介
里中李生[サトナカリショウ]
三重県生まれ。作家、エッセイスト。20歳の頃に上京し、30歳から写真家、フリーライターを経て作家活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおたん
12
里中節全開の本。読む人を選ぶかもしれませんが、私は勇気とエネルギーが補充できる本です。悩んでいることを言語化してくれる。◆お金が欲しければ善徳は捨てろ◆やめておけ赤の他人のための自己犠牲は◆成功者は全ての雑音を無視する◆不運が続いたら、絶望せずに、幸運なことがやってくるまで耐えること◆お金持ちになりたければ、仲間を作るな。群れるな。◆逆転の人生は、怒り、哀しみ、不当を無駄にしない◆そんなに疲れたいのか?もっと楽しく生きた方がいい。どうでもいいではないか。◆合理化できない職業の人を見下さないこと。2023/03/15
Chillmoon
1
現代の世の中やSNSに渦巻く意見とは「逆」に考えることを薦める本。ただ逆に考えるとは言っても、私欲や怠惰に走ることは肯定せず強く生きることを目指すのが特徴的。タイトルとのギャップを多少感じたが、自分を「成功者」と思えるかどうかに関しては、収入や名誉のような外的な指標よりもある意味正確なのかもしれない。2021/12/12