出版社内容情報
東証1部上場企業などの税理・会計業務を担ってきたベテラン職業会計人が、日ごろ私たちが支払っている税金や購入品代金のお金の流れを会計視点で書いた一冊。また、会計監査の立場から、ライブドア事件、オリンパスの粉飾決算事件などを独自に考察。特に中小企業経営者が陥りやすい経営難パターンその対処法も紹介してます。
内容説明
ベテラン職業会計人が徒然なるまま説く、巷のお金と仕訳と不正のストーリー―なぜ、人はお金に翻弄されるのか?知っておきたい会計思考。会計リテラシー=「複式簿記」で世界を見る。
目次
第1章 複式簿記って素晴らしい(複式簿記の素晴らしさを考える前に―予算単年度主義と予算準拠主義;天下りを嫌った兼好法師と鎌倉・南北朝時代と現在のリテラシーとの違い;孫の世代にツケを残さない企業会計の手法を知ろう―減損会計 ほか)
第2章 職業会計人からみる企業不正(コーポレート・ガバナンス問題;余暇(趣味)でたまったストレスは、仕事で解消しよう!
税金に対する経営者のタイプの違いと考え方の変遷 ほか)
第3章 会計人から見える日常生活(世界)のおもしろさ(老後の生活を考える―税法改正と生活設計の変更;京都の家の間口はなぜ狭いのか?;福沢諭吉と遊女の贋手紙―これからの教育のあり方を考える ほか)
著者等紹介
渡辺俊之[ワタナベトシユキ]
早稲田大学商学部卒業後、監査法人に勤務。1975年に独立開業し、渡辺公認会計士事務所を設立。2004年、優和会計人グループの仲間と共に全国組織「税理士法人優和」を設立し、理事長に就任。東証1部、2部上場会社の社外監査役や数多くの公益法人に関与し、地方公共団体の包括外部監査人、政府系諮問委員会委員等も歴任し、幅広く活躍している。元日本公認会計士協会常務理事。元日本公認会計士協会東京会公益法人特別委員会委員長。元日本公認会計士協会東京会税務委員会委員長。前公認会計士稲門会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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