会計は一粒のチョコレートの中に

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862805546
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C0034

出版社内容情報

大ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるのか?』の林總最新作!数字が苦手な人でも気軽に読める管理会計の教科書。

内容説明

アメリカのトップビジネススクールで最優秀学生賞を取り、一流コンサルティングファームの内定を取りつけながら、妹の頼みで日本の中堅菓子メーカーの取締役に就任した南浩介。しかし、就任早々、現社長の陰謀にはまり、赤字子会社の再建を押しつけられる。いきなりの試練に苦慮する浩介だったが、大学時代の恩師のアドバイスで次第に再建の糸口をつかむようになる。そこで見えてきたのが、数字の裏に隠された会計のマジックと、会計はマーケティングや戦略などと深く結びついているという事実だった…。ストーリー形式で、「ビジネスに使える会計知識」を楽しく身につけられる一冊!

目次

第1章 浩介、罠にはまる
第2章 いまだ危機が見えず
第3章 利益の魔術師
第4章 北極星を目指せ
第5章 ついに魔術師が馬脚を露わした
第6章 「10対90」法則には背けない
第7章 製品にも寿命がある
第8章 経理部は会社の宿り木か
第9章 ルリの友情
第10章 結果は後からついてくる
最終章 経験しないことは理解できない

著者等紹介

林總[ハヤシアツム]
公認会計士、税理士、明治大学専門職大学院会計専門職研究科特任教授(管理会計)。1974年中央大学商学部会計学科卒業。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て1987年に独立。以後30年にわたり国内外200社以上の企業に対して経営コンサルティングを行うとともに、執筆、講演を行い、大学院で管理会計を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

18
先週号だったか週刊東洋経済で「人手不足倒産」の記事が目に留まった。黒字倒産ならぬ人手不足倒産だ。生産設備もカネもひと通り備わっている中企業においてヒトだけが揃わず無念の倒産となる事例が報告されていた。いわずもがなモノ、カネ、ヒトこそが企業活動における三大骨子だ。しかし失業率が高かったここ四半世紀はモノとカネの二つに着目して経営はなされてきた。だが完全失業率が達成されてかつ技術特異点が目前に迫る現代日本においては、ヒトにアプローチした経営こそが求められている。そんなことに思いを巡らしながらの読書だった。 2018/06/23

12
会計のことをチョコレートに例えて説明しているため、会計をさわりだけ学んでいた自分にも分かりやすかった。会計以外にも戦略などもかかれていて面白かった。一つの指標だけで会社を判断するのは危険だと学んだ。2018/01/29

ベイ

9
思ってた以上に読みやすく、会社全体を理解できる1冊。 理論を使いながら、実際の数字で表現してくれているので、多くのことを学ぶことが出来た。2017/12/15

bakky

8
会計版、下町ロケットのような。会社の危機を会計の視点から再生する。勧善懲悪で読了後はすっきり。やっぱり物語と分かっていても、正義は勝つ!ことを期待してしまう。 >経理部は経営情報を伝えるだけでなく、経営者や管理者とともに原価を改善し、利益を増やし、顧客満足に貢献する一翼を担っている。経営のセンスが問われる。今日の結果は過去の意思決定がもたらしたもの。つねに明日を見よ。2018/10/14

TOMO

8
10対90の法則は初耳でした。自分の会社についても調べてみようと思う。 人員のリストラも必要だと思いますが、 「利益が出てないということは、従業員が価値ある仕事をしていない…」でそこに関係する人をリストラは、ちょっと短絡的。経営層が言いがちな言葉ですが、矛盾を感じた。2017/12/03

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