内容説明
世界景気低迷の中、大きく変貌を遂げつつある金の動向に注目せよ。米ドルを中心とした世界の通貨体制が混迷している今、信頼性の高い金へと資金が逃避している。金を理解する上で必須の知識をその歴史的背景から徹底解説。
目次
第1章 歴史とは「人間の愚かさの記録」である
第2章 本位制の始まりと、通貨としての金
第3章 第一次世界大戦と金
第4章 ブレトン・ウッズ体制
第5章 ブレトン・ウッズ体制の破綻
第6章 ニクソン・ショックの波及とスイス投資家の暗躍
第7章 金の先物取引開始と市場の混乱
第8章 1980年代の米金融政策と金
第9章 米金融界を蝕んだ金デリバティブ
第10章 中央銀行の金売却と最安値到達の意味
著者等紹介
青柳孝直[アオヤギタカナオ]
国際金融アナリスト。富山県生まれ。早稲田大学法学部卒業。邦銀・外資系金融機関の現場担当者として東京金融市場を始め、ニューヨーク、ロンドン市場等の世界最前線で活躍。金融市場経験は四分の一世紀を超える。日本におけるギャン理論研究の第一人者でもある。1997年1月、金融コンサルティング・相場分析・翻訳・執筆・講演活動を主たる業務内容とした株式会社青柳孝直事務所設立。「ウォール・ストリート・ジャーナル」「バロンズ」などの世界有数の経済誌を発刊し、ダウ工業30種平均(NYダウ)でも有名なダウ・ジョーンズ経済通信のDaily日本語版翻訳、また世界有数の格付け機関、スタンダード・プアーズのDaily日本語版翻訳を担当、監修も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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