出版社内容情報
人口、産業、文化……縮小するなかで
地域は何を持続していくのか?
都市と地方の二項対立から脱し、
地域が自らの「言葉」で豊かさを語り直したとき、
本当の意味での「地方創生」につながる──。
秋田県五城目町で研究する
「地域?サステイナビリティ」の論客、20年の集大成。
【目次】
はじめに 縮小するなかで「地域が続く」とはどういうことか?
第1章 地域の縮小に向き合う〈わたし〉はどこにいるのか
――「地域活性化」という言葉で見えなくなるもの
第2章 人口減少社会の現在地を探る
――縮小する社会をどうデザインするか
第3章 「地域が続いていく」とはどういうことなのか
――流れのなかの〈あいだ〉として地域を見る
第4章 五城目町は、なぜ〈わたし〉を取り戻せたのか
――つながりと企てが頻発するまちづくりのための5つの仕組み
第5章 自律対話型社会にむかって
――地域ごとの豊かさをつくりだす「風土のサステイナビリティ」
おわりに 〈わたし〉を起点に、対話をはじめよう
内容説明
都市と地方の二項対立から脱し、地域が自らの「言葉」で豊かさを語り直したとき、本当の意味での「地方創生」につながる―。まちづくりで注目を集める秋田県五城目町で研究する「地域×サステイナビリティ」の論客、20年の集大成。人口、産業、文化…縮小するなかで地域は何を持続していくのか?
目次
第1章 地域の縮小に向き合う〈わたし〉はどこにいるのか―「地域活性化」という言葉で見えなくなるもの(縮小していく地域との出会い;問題の二面性 ほか)
第2章 人口減少社会の現在地を探る―縮小する社会をどうデザインするか(人口減少をどのように捉えるのか;人口減少とは何が起きていることなのか ほか)
第3章 「地域が続いていく」とはどういうことなのか―流れのなかの〈あいだ〉として地域を見る(「地域」という単位;地方創生のなかでの「地域」 ほか)
第4章 五城目町のまちづくり、5つの特徴―〈わたし〉を起点に、つながりと企てが頻発する(五城目町とはどんなまちか;まちとつながる場所がある―五城目の特徴1 ほか)
第5章 自律対話型社会にむかって―地域ごとに豊かさをつくりだす「風土のサステイナビリティ」(私たちは「厄介な問題」に向き合っている;厄介な問題を解くにはビジョンがいる ほか)
著者等紹介
工藤尚悟[クドウショウゴ]
国際教養大学国際教養学部グローバル・スタディズ領域・准教授。東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(博士・サステイナビリティ学)。南アフリカ・プレトリア大学アジア研究センター客員研究員。専門は、人口減少時代の持続可能なまちづくり、南アフリカの農村起業家・地域研究。秋田と南アフリカの農村地域を行き来しながら、異なる風土にある主体の邂逅から生まれる“通域的な学び(Translocal Learning)”というコミュニティ開発の方法論の構築に取り組む。秋田県出身で、現在は同県五城目町をフィールドに地域社会のサステナビリティを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。