内容説明
不祥事を防ぐことだけがガバナンスではない。社会に本質的な変化をもたらす組織のガバナンスには何が必要か?ハーバード大教授らによる、待望のNPO経営の教科書。
目次
第1章 本書の前提となる視点
第2章 パフォーマンスの問題か、目的の問題か
第3章 タイプ1のガバナンス―受託者責任を果たす
第4章 タイプ2のガバナンス―戦略的に思考する
第5章 タイプ3のガバナンス―創発的に思考する
第6章 タイプ3のガバナンス―創発的に統治する
第7章 ガバナンスを動かす資本
第8章 次はどこへ?
著者等紹介
チェイト,リチャード・P.[チェイト,リチャードP.] [Chait,Richard P.]
ハーバード大学教育大学院の名誉教授であり、30年以上にわたり非営利組織のガバナンスを研究してきた。非営利組織のガバナンスとボードのサポートを行う団体であるBoardSourceの理事、ウィートン大学の理事及びエグゼクティブ・コミッティーのメンバー、ガウチャー大学の理事、メアリービル大学の理事を歴任。教育やヘルスケア分野を中心とする100以上の非営利組織の理事会・運営陣のコンサルタントを務めた。2004年にはハーバード大学から「傑出した教授」の1人に選ばれた
ライアン,ウィリアム・P.[ライアン,ウィリアムP.] [Ryan,William P.]
高等教育、人権、社会福祉サービスを含む多岐にわたる非営利組織のコンサルタントとして、ガバナンスの向上を支援してきた。その指導力とファシリテーションスキルを認められ、世界中で活動している。ハーバード・ビジネス・レビュー、スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューへの寄稿を含め、多くの論文を執筆。ハーバード大学ハウザー非営利センターのリサーチフェローを10年間務め、現在はハーバード大学ケネディスクールのエグゼクティブ教育プログラムで教えている。他にも、ハーバード大学教育大学院における高等教育分野のリーダーや、非営利組織のリーダー向けに多くの授業を持っている。コロンビア大学文学士号、ハーバード大学ケネディスクール公共政策学修士号取得
テイラー,バーバラ・E.[テイラー,バーバラE.] [Taylor,Barbara E.]
大学や教育関連などの非営利組織向け幹部人材あっせん会社Academic Search Consultations Serviceの元上級コンサルタント。大学理事会連盟の理事及びプログラム・研究のヴァイスプレジデントも務めた。ガバナンス、戦略計画、組織の財務状況に関する論文を多数執筆。100以上の非営利組織に対して、ガバナンス、理事会とCEOや職員の関係性、組織評価・計画の分野でコンサルティングを行ってきた。ウィッテンバーグ大学の名誉理事でもある
山本未生[ヤマモトミオ]
一般社団法人WIT共同設立者&代表理事。大学時代、マレーシアの非営利団体での経験を通じて、戦略・ネットワーク・資金の不足が、非営利組織のミッション達成を妨げていることを実感。大学卒業後、民間企業で営業・マーケティングに携わりつつ、SVP東京にて社会起業家を資金・経営面で支援。住友化学株式会社、McKinsey&Companyを経て、2011年、東日本大震災を機にWiA(現WIT)を共同設立、2013年より同代表理事。英語・日本語双方での講演多数。2005年東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論課程卒業。2013年MITスローン・スクール・オブ・マネジメントでMBAを取得。ボストン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆーや
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