内容説明
労働・人権問題、環境負荷、地域への影響…事業のリスクが巨大化・複雑化する今日、どうすれば企業倫理を守り抜けるのか?グローバル企業や国連での仕事を経て社会的責任の専門家として活躍する著者が、企業とビジネスをより良いものに導くための行動指針を鮮烈なエピソードを交えて語る。
目次
第1章 インドネシア―手探りの出発 事業の影響にどう向き合うか
第2章 中国―正しさの説明 企業倫理をどのように語るか
第3章 ロンドン―組織の力学 どうすれば巨大企業を変えられるか
第4章 国際連合―原則の力 実効性のある規範を作るには
第5章 メキシコ湾―理想主義の危機 事故や不正はどうすれば防げるのか
第6章 ニューヨーク―再出発 理想主義者はどう働き、どう行動すべきか
著者等紹介
ベイダー,クリスティーン[ベイダー,クリスティーン] [Bader,Christine]
コロンビア大学客員研究員。同大学で教鞭をとる一方で、持続可能性に特化した世界的なビジネス・ネットワーク組織であるBSRで人権問題に関する助言を行なっている。企業の社会的責任と持続可能性という、ビジネスと人権が複雑に絡み合う課題について講演や執筆を続けながら、社会にインパクトを与える仕事を志す人々のキャリア形成を支援している。イェール大学経営大学院でMBAを取得してBPに入社。インドネシアと中国の拠点およびロンドン本社に勤務し、開発途上国で同社が展開するプロジェクトが持つ社会インパクトに関するマネジメントを担当した
原賀真紀子[ハラガマキコ]
ライター、翻訳者、東京工業大学非常勤講師。慶應義塾大学卒業、米ノースウェスタン大学ジャーナリズム大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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