内容説明
アイルランド初の日曜学校、地域社会の教育と貧困削減、デートまで補助する福祉厚生―熱狂的なファンを惹きつけるブランド確立の裏には創業者から受け継がれた社会変革への意志が存在していた。世界を変えた企業の、知られざるヒストリー。
目次
序章 なぜ、ギネスは世界中で愛され続けるのか?
第1章 神々に愛されたビール
第2章 ビール職人かつ社会変革者 アーサー・ギネス
第3章 遺志を継ぐ者たち
第4章 社会変革の礎
第5章 神のギネス一族
第6章 国民的・グローバル企業としての躍進
終章 5つの「ギネスの哲学」
著者等紹介
マンスフィールド,スティーヴン[マンスフィールド,スティーヴン][Mansfield,Stephen]
コンサルタントと情報交換の会社マンスフィールド・グループおよび文学プロジェクトの創生と管理の会社チャートウェル・リテラリー・グループの創設者
おおしまゆたか[オオシマユタカ]
東京生。アイルランドをはじめとするヨーロッパの音楽について書き、訳し、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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koji
2
J&Jのように、よき企業は経営理念を浸透させるナラティブ(物語)を持っています。本書には当社の5つの哲学【①天命を見定めよ、②将来の立場に立って考えよ、③他に何をやってもいいが、一つだけは誰にも負けないようにせよ、④行動する前に、まず事実をきわめよ、⑤あなたに投資してくれる人に投資せよ】のバックボーンとなった物語がちりばめられています。例えば、創立者のキルデアの株、3代目のアイリッシュ・ハーブ、主任醸造技師の高低差解消の螺旋トンネル、サーヒューの黒ビール革命、ギネスブック等。分り易い経営理念の教科書でした2012/07/28
ゆーや
1
2015年52冊目。自社本のため割愛。2015/05/27
Takayoshi Fujimoto
0
再読2012/09/17
BATTARIA
0
いわゆるCSR(企業の社会的責任)とは何ぞやが、この本を読むとよくわかる。しかしビールを作るギネス一族から、禁酒を主張した人が出てきたというのは、ブラックユーモアにしか思えないが、そうじゃないんだよな。それにしても、本当にアイルランド行って、本場のギネス飲みたくなった!2012/10/30