パワー・ハングリー―現実を直視してエネルギー問題を考える

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パワー・ハングリー―現実を直視してエネルギー問題を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862761125
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0030

内容説明

私たちの生活すべてに関わる「エネルギー」。原油価格の変動、グリーン・エネルギーの流行、バイオエタノールをめぐる騒動、シェールガス革命、原子力についての激論…状況の不確実性と深刻さが強まる今日、エネルギーは私たち一人ひとりが考えるべき問題となっている。だが、あふれる情報のなか、何を信じ、何を論じ、何を判断の拠り所とすればいいのだろう?なぜ人類は化石燃料に依存し続けるのか、グリーン・エネルギーの抱える問題は何か、原子力は使い続けるべきなのか、エネルギーシフトは何をもたらすのか。豊富なデータとわかりやすい物理的説明、ビジネスと経済の視点を踏まえて問題の核心に迫る、知的興奮に満ちた一冊。真に私たちの未来を担えるエネルギーは何なのか?極論や思い込みを退け、ビジネスと科学の視点で真実を探る。

目次

イントロダクション カーディナル炭鉱
第1部 パワーを求めて(エネルギーをめぐる初級講座;ハッピー・トーク;エネルギーとパワーの違い;薪から石炭へ、石炭から石油へ;石炭をめぐる見過ごせない事実;石油がないなら石油をつくれ;二七個のサウジアラビア)
第2部 グリーンエネルギーの真実(パワー密度の壁;風力発電は二酸化炭素を減らすか;エネルギー先進国デンマークの実情;石油王ブーン・ピケンズの夢;風力発電は天然ガス需要を増やす;中国が支配するレアアース;米国のエネルギー効率は悪いのか;気候変動とエネルギー問題;炭素よりも重金属に要注意;貧困層に化石燃料を;役に立たないエタノール;電気自動車は普及するか;バイオマス発電の限界)
第3部 現実的なエネルギー政策とは(なぜ今、N2Nなのか;ガスと規制の短い歴史;シェールガス革命;鉱業権の巨大な価値;天然ガスに伴う痛み;原子力を冷静の評価する;核廃棄物をどうするか;イノベーションへの期待)
第4部 未来に向かって(グリーン革命を問い直す;安くて豊富なエネルギーを求めて)

著者等紹介

ブライス,ロバート[ブライス,ロバート][Bryce,Robert]
米国のジャーナリスト。ニューヨークの政策シンクタンク、マンハッタン・インスティチュートのシニアフェロー、エネルギー業界専門誌『エナジー・トリビューン』主幹。資源・エネルギー問題をはじめ経済問題を専門とし、『ニューヨークタイムズ』、『ワシントンポスト』、『USニューズ&ワールド・レポート』はじめ主要紙誌多数で活躍、CNNやBBCなどにも頻繁に出演。この分野で最も影響力あるジャーナリストの一人と目されている

古舘恒介[フルタチコウスケ]
1994年慶應義塾大学理工学部応用化学科卒。同年日本石油入社後、リテール事業、イリノイ大学MBAプログラムへの留学(2001年卒)、LNG事業、総合企画、内閣府への出向を経て、現在、JX Nippon Oil Exploration(U.S.A.)Limited勤務。米国テキサス州ヒューストン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まめタンク

2
2020年45冊目。ビルゲイツもパーツラフシュミルもそうですが、再生可能エネルギーは非効率であって原発こそが環境を支えるというのは、ある種の知的人が語る共通認識のようです。本書では、N2Nつまり、しばらくは天然ガスでエネルギーを賄い、将来的には原発でエネルギーを作っていくという主著が語られています。面白いのは、再生可能エネルギーで有名なロッキーマウス研究所のエイモリーロビンスを全否定している所です。(笑2020/02/13

STEM読書会

1
密度が高いことは環境にやさしい。 と本書では述べられているが、過度な一般化は禁物であると私は思う。2020/01/16

taming_sfc

0
21世紀のエネルギーのあり方について一石を投じた書。エネルギーの一般的な歴史を叙述し、特に再生可能エネルギー論者に足りない、「エネルギーの質」についての話をする。その後、現在のエネルギー不足の状況を改善するには、天然ガスから原子力へと至るN2Nが最善の方向性であることを、きわめて明確に論じる。私は個人的には、天然ガスからREへの流れを考えているものだが、しかしながらその私が読んでも筆者の流れるような明快な論旨は賞賛したいと思った。今の日本に、冷静なエネルギーの議論を起こすために、必読の書であるといえよう。2011/12/23

むとうさん

0
アメリカのエネルギー問題について詳しいジャーナリストが、今後最も「現実的な」エネルギー政策が何なのかについて論じた本。立場としては「天然ガス、いずれは原子力へ」移行することを説く。再生可能エネルギーについては極めて懐疑的だが、二酸化炭素排出を「むしろ増やしてしまうから」という理由である。そのあたり数値がきちんと示されていて明快である。その他石炭火力による重金属の問題や自然保護にむしろ石油を活用するなど読みどころはたくさん。なお訳者解説が驚くほど秀逸で、ここだけでも読む価値があるかもしれないほど。2011/11/30

くぼ

0
N2N(天然ガスから原子力へ)が将来あるべきエネルギー政策だと主張している。しかし、これらのデメリットについてはそれほど深く考察されてはいなかった点が不満である。しかし、世間で注目されている風力や太陽光といったグリーンエネルギーの欠陥をつきつめている点は、とてもわかりやすく、評価できる。2011/09/28

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