出版社内容情報
インド、中国、アフリカ、南米・・・動き出す50億人市場!!
新たな巨大市場を世界に知らしめた初版刊行から5年。
日本でも「BOPビジネス」への期待と注目が高める今、さらなる洞察と最新事例を加えた
改訂版が登場!
世界中で急成長している「次なる市場」(ネクスト・マーケット)とは?
それは「BOP」、経済ピラミッドの底辺に位置する人々(Bottom of the Pyramid)である。その人工は世界で約40~50億人。膨大な数だが、私たちは彼らをビジネスの相手として無視していないだろうか?
だが「貧困層」は、適切なアプローチすれば「顧客」となり、巨大市場となる。ユニリーバ、P&G、セメックス、カザス・バイア、・・・本書に満載された革新的な事例を見れば、ビジネスチャンスの大きさがわかるだろう。我々は、数十億人の「顧客」を生み出せる。同時に我々は、ビジネスを通じて彼らの貧困脱却を支援し、より良い世界づくりに貢献することもできるのだ。
世界中で「BOPビジネス」の一大潮流を生み出した初版発行から5年。本書は、ますます勢いを増やしているBOP市場の最新動向を踏まえ、新たな章やケーススタディ、各界リーダーの見解などを加えた増補改訂版。ビジネスが、企業が、市場が、資本主義のあり方が、いま大きく変わろうとしている。
【旧版からの変更点】
● 2009年までの最新状況を踏まえた新たな1章「企業と貧困 ― 5年間で激変したグローバル経済」を追加。
● マイクロソフトやコカコーラ等有名企業の経営者がBOPビジネスを語った寄稿を追加。
● 収録ケーススタディを旧版の9事例→13事例に増加。
● 各事例に最新状況を加筆。
内容説明
インド、中国、アフリカ、南米…40億人のエネルギーが世界を変える!BOP市場から生まれる世界規模のイノベーション。「BOPビジネス」の大潮流を生んだベストセラー、さらに深い洞察と最新事例を加えた増補改訂版。世界最高のビジネス思想家C.K.プラハラード、渾身の提言。
目次
1 序論(企業と貧困―この5年間で変わったグローバル経済のルール)
2 知られざる巨大市場(経済ピラミッドの底辺に眠る市場;BOP市場におけるイノベーション;世界規模のビジネスチャンス;富を創造する経済エコシステム;市場を機能させる条件;社会を変革する経済開発)
3 CEOからの手紙(各界のリーダーはBOPをどう見ているか)
4 ケース・スタディ 新時代のイノベーション(ジャイプール・ラグズ―農村を組み込んだグローバル・サプライチェーン;カザス・バイア―信用販売でBOPの「消費力」を高める;セメックス―貯蓄プログラムを通じて住宅を供給する;ヒンドゥスタン・ユニリーバ1―ヨード欠乏症を闘うマイクロ起業家;ヒンドゥスタン・ユニリーバ2―官民連携で手洗い習慣を推進する;ジャイプール・フット―生きる希望を与える義足;アラビンド・アイ・ケア・システム―すべての人に世界レベルの眼科医療を;ICICI銀行―マイクロファイナンスが社全体を変える;ITC eチョーパル―貧しさゆえの制約をネットワーク力で打破する;EIDパリー―市場を開放するインターネット・キオスク;ボクシーバ―25億台の電話とインターネットで感染症を防ぐ;E+Co―BOPの起業家を支援しエネルギー問題を解決する;アンドラ・プラデシュ州政府―eガバナンスが生んだ社会変革)
著者等紹介
プラハラード,C.K.[プラハラード,C.K.][Prahalad,C.K.]
ミシガン大学ビジネススクールハーベイ・C・フルハーフ記念講座教授。企業戦略論の第一人者として、多国籍企業の企業戦略と経営者の役割について研究を重ねる。一流企業へのコンサルティング実績も豊富。『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメルとの共著、日本経済新聞社、1995年)はベストセラーとなり、1990年代の日本企業に大きな影響を与えた。論文The End of Corporate Imperialismは1998年の『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌の最優秀論文賞(マッキンゼー賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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