国をつくるという仕事

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

国をつくるという仕事

  • 西水 美恵子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 英治出版(2009/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 36pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 07時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862760548
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C0030

出版社内容情報

はじめて訪れたエジプトの貧民街。少女ナディアが自分の腕のなかで息をひきとったとき、自分の人生が決定的に変わった――。貧困や悪政と闘いつづけた23年間。それは、この世界を変えたいと願う、あらゆる職場のリーダーたちと共に歩んだ道のりだった。農民や村長、貧民街の女性たちや売春婦、学生、社会起業家、銀行家、ジャーナリスト、政治家、中央銀行総裁、将軍や国王に至るまで・・・・・・「国づくり」の現場で出会ったリーダーたちの姿を、前世界銀行副総裁が情感込めて語った珠玉の回想記。
雑誌『選択』好評連載「思い出の国、忘れえぬ人々」(2005年1月~2008年12月)待望の単行本化。

読み進めながら、何度も、胸が熱くなり、
読み終えたとき、深い感動と、静かな余韻が訪れる著作。
そうした著作に巡り会う経験が稀有になってしまった時代。
この著作に巡り会えたことに、感謝をしたい。(「解説」より)
――田坂広志

内容説明

前世界銀行副総裁が語るリーダーシップの真実。貧困のない世界を夢見て…23年間の闘いから見えてきたもの。

目次

まるで一卵性双生児―インド、パキスタン
チャンドリカの癖―スリランカ
ああこの国はどうなる…―ネパール
カシミールの水―インド、パキスタン
偶然―トルコ、バングラデシュ、スリランカ
人づくりの奇跡―ブータン、パキスタン
男尊女卑?―インド、スリランカ、バングラデシュ
雷龍の国に学ぶ―ブータン
悲しい…―パキスタン、スリランカ
売春婦「ナディア」の教え―バングラデシュ、インド〔ほか〕

著者等紹介

西水美恵子[ニシミズミエコ]
大阪府豊中市に生まれ、北海道美唄市で育つ。東京都立西高校在学中、姉妹都市高校生親善大使としてニューヨーク訪問。その後間もなくロータリークラブ交換留学生として再渡米(後年、西高は中退)。そのまま帰国せず、ガルチャー大学へ入学。経済学を学ぶ。1970年卒業後、トーマス・J・ワトソン財団フェローとして帰国。千代田化工建設の特許課に借席し、環境汚染問題の研究。1971年、再度渡米する。1975年、ジョンズ・ホプキンス大学大学院、博士課程を卒業。同年、プリンストン大学経済学部、兼ウッドロー・ウィルソン・スクールの助教授に就任。1980年世界銀行入行、開発政策局・経済開発研究所。1983年同、産業・エネルギー局産業戦略・政策課。1987年同、欧州・中東・北アフリカ地域アフガニスタン・パキスタン・トルコ局リード・エコノミスト。1988年同、欧州・中東・北アフリカ地域アフガニスタン・パキスタン・トルコ局通商・産業・金融課課長。1992年同、国際復興開発銀行リスク管理・金融政策局局長。1995年同、南アジア地域アフガニスタン・バングラデシュ・パキスタン・スリランカ局局長。1997年同、南アジア地域副総裁。2003年世界銀行退職。現在、米国首都ワシントンと英国領バージン諸島に在留。世界を舞台に、執筆や、講演、様々なアドバイザー活動を続ける。2007年より、シンクタンク・ソフィアバンクのパートナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うりぼう

72
2010年、私のベスト4位。田坂さんと西水さんの対談の番組を観て圧倒された。著書を読み終える。世銀の組合員は、加盟国の国民一人ひとり、その草の根の民の声を聴くことから始まる。彼女は、本気であらゆるところに出かけてゆく。その声にその国の姿、リーダーの想いが見事に立ち現れる。こんなにも大きな仕事が、ミクロな検証に基づいて行われるのに、なぜ、名古屋市港区の地域福祉の仕事に区民の声が反映されないのか。リーダーの問題なのである。私の問題なのだ。ブータンというお手本があるなら、一歩でも近づけるため、町に出て声を聴こう2010/07/07

肉尊

52
世界銀行で副総裁を務めた西水美恵子氏の足跡をもとに、リーダーの資質について考察を深める一冊。リーダーには共感の精神が根底に必要であり、彼女自身、率先して途上国の農村地帯にホームステイをする草の根活動に取り組んでいた。世銀は専門分野の幅が広く一般職員の裁量権が大きいことで現地との摩擦も起こりやすい。彼女は世銀の意識改革を実践し、時に厳しい言葉を部下に投げかけることもある。世銀の株主は全世界の国民という認識から、途上国に融資してあげるのではなく、彼らが自主的に考え必要なお手伝いをさせていただくというスタンスだ2022/12/07

とも

35
とても感動した。ところどころ時代や場所が分かりにくいことがあったが、リーダーシップを考える上でとても勉強になった。 草の根で最貧困の現場に入り、料理をするかまどの煙での健康被害を受ける女性や子供達を見つけ、問題を解決していく過程で、女性の強さで地域や国を変えていく。西水さんが各国のリーダーとのやりとりは何度も読み返したい。 リーダーシップとは人に対する深い共感である。2020/12/02

すみれ

31
元世界銀行副総裁の著作。序文で目頭が熱くなってしまった。「貧困のない世界をつくる」夢を追う毎日を過ごすことの体現の書。貧村やスラムに入り共に過ごし、人々の切実な声を聞く。西水さん曰く「権力者の腐敗と悪統治を敵に回して戦うリーダーたちの補佐に徹した年月」 インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ブータンなどの国々の姿が立ち現れる。腐敗や搾取への怒り、人々の幸福を希求するリーダーたちの姿への感銘、悪政に屈せずに精一杯日々を過ごす人々への共感。草の根の行動そして国々と渡り合うスケールの大きな活動に感嘆。2019/09/15

Toshi

25
元世銀副総裁西水美恵子さんの回顧録にして、悪政、貧困、不平等への挑戦の熱きメッセージ。ただ、その想いを伝えるためとは言え、村の女衆との宴に興じ、悪しき為政者を倒すと息巻くって、茶化すつもりはないが、まるで「ワンピース」!世界はここまで単純じゃないし、世銀にも色々と問題はあるでしょう、今の自分の仕事に関わるエピソードもあり、内容としては学ぶことも多かったが、著者のあまりの一方的な熱量に、2、3歩、引いて読んでしまった。2021/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/440074
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。