アフリカ 動きだす９億人市場

マハジャン，ヴィジャイ【著】〈Ｍａｈａｊａｎ，Ｖｉｊａｙ〉/松本 裕【訳】

英治出版（2009/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 347p／高さ 20cm
• 商品コード 9784862760531
• NDC分類 302.4
• Cコード C0034

内容説明

いま急速に成長している巨大な市場―アフリカ。本書は、増えつづける９億人の消費者を擁するこの新たな市場の可能性を浮き彫りにする。経済活動の「現場」を歩く著者のまなざしを通して、これまで見過ごされてきた巨大市場の可能性と、新たなビジネス・経済の姿が見えてくる。

目次

第１部　アフリカとはどんな大陸なのか―巨大市場の実像（世界経済の新大陸；意外に豊なアフリカ；アフリカ２の力）
第２部　新たな市場をどう開拓するか―ビジネスチャンスの探求（パズルのピースを探す―「組織化」で機会を創る；格差を飛び越える―インフラの市場機会；チーター世代と共に―成長を続ける若年層市場；こんにちはノリウッド―メディアと娯楽の市場；故郷へ―在外アフリカ人が生み出す市場機会；人間性が経済を支える―ウブントゥ市場）

著者等紹介

マハジャン，ヴィジャイ［マハジャン，ヴィジャイ］［Ｍａｈａｊａｎ，Ｖｉｊａｙ］
テキサス大学オースティン校マコームズ経営大学院経営学教授。全米の数多くの一流企業でマーケティングのコンサルティングを行っており、その業績はアメリカ・マーケティング協会（ＡＭＡ）によるチャールズ・クーリッジ・パーリン賞やインド工科大学カンプール校最優秀同窓生賞など、数々の賞を受賞。ＡＭＡ２００７年ブック・オブ・イヤー賞受賞の経歴もある。インド商科大学院経営学部長を経て現職

松本裕［マツモトユウ］
１９７４年生まれ。米国オレゴン州立大学農学部卒。小学校時代の４年間を東アフリカのケニアで、大学卒業後の２年間を青年海外協力隊として西アフリカのセネガルで過ごす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Kentaro]

ダイジェスト版からの要約 アフリカを一国と見ると、世界第10位の経済規模だ。BRICsの中国以外の３ヵ国を凌ぐ。アフリカの富はダイヤモンド等の天然資源以外にも、経済成長の原動力となっている新興中流層がいる。全人口の41％が15歳未満で、BRICsであるインドの33％、ブラジルの28％、中国の20％と比べても高い割合だ。アフリカの若者たちを「チーター世代」と名づけた。チーター世代は政治変革と経済促進の原動力であるのみならず、携帯電話を使いこなし、アフリカ市場に新たなビジネスの起爆剤を投げかける世代でもある。

2018/06/28

[mabodohu2]

アフリカは皆が思っているほどひどいところばかりではない、ということがよくわかった。

2011/01/03

[メルセ・ひすい]

市場紹介　写真付き

2009/11/22

[メルセ・ひすい]

まだまだ判断不能。　識字率がネック　文明が必ず成長するとは限らないのは歴史が証明している。国単位では別問題だが・・・　　アフリカではむ茫漠とし過ぎている。

2009/11/14

[Yoshiko Hamano]

アフリカにはビジネスチャンスがいっぱいある！今現在もアフリカの市場は発展を続けている。このチャンスに乗り遅れるな!!というのがこの本のメッセージ。残念ながら、この本の中には日本の企業は例として出てこなかった。そんなところからも日本はアフリカ進出に数歩以上遅れていると感じた。

2013/03/08