未来をつくる資本主義―世界の難問をビジネスは解決できるか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862760210
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0034

内容説明

われわれは、未来のために何を残せるのか?環境破壊、エネルギー問題、貧困、人口増加、テロリズム…世界の不都合を解決する。クリステンセン、プラハラード、ユヌス、センゲ…各界のリーダーが挙って賞賛する話題作。

目次

プロローグ
第1部 世界を俯瞰する(企業責任からビジネスチャンスへ;不調和な世界;持続的価値ポートフォリオ)
第2部 環境保護を超えて(創造的破壊と持続可能性;下向きの大躍進;ピラミッドの底辺を目指して)
第3部 土着化する(帯域幅の広い企業へ;ネイティブ力を身につける;持続可能なグローバル企業へ)
エピローグ

著者等紹介

ハート,スチュアート・L.[ハート,スチュアートL.][Hart,Stuart L.]
持続可能な開発と環境保護に関するビジネス戦略研究の世界的権威。コーネル大学ジョンソンスクール、サミュエル・C・ジョンソンSustainable Global Enterprise寄附研究部門教授および経営学教授。ミシガン大学デビッドソン研究所およびオランダのティルブルク大学の上級研究員でもある。現職以前は、戦略経営学を教える傍ら、ノースカロライナ大学ケナンフラグラー・ビジネススクールにCSEを、ミシガン大学にCEMPを創設する。ハーバード・ビジネス・レビュー誌の最優秀論文に贈られるマッキンゼー賞を受賞した1997年の「環境保護のむこうに:『持続可能性』のための経営戦略」で、持続可能な企業経営に向けた動きに先鞭をつける。さらに2002年にC・K・プラハラードと著した先達的な共同論文「ピラミッドの底辺に眠る富」で、開発途上地域の貧困層40億人のニーズに応え、同時に利益を上げるビジネスの可能性を最初に示す

石原薫[イシハラカオル]
メーカー、ブランドコンサルタント会社、デザインコンサルタント会社勤務を経て翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taming_sfc

2
スチュアート・L・ハートによる2008年の著作。BoPビジネスに造詣の深い英治出版から出版されている。本書で、ハートは、BoPビジネスのもつ創造的破壊から論を起こし、持続可能な発展のためにもBoPビジネスが大きな可能性を有する点を指摘する。そしてそのためのイノベーションのあり方、土着化の必要性、を説き、BoPビジネスが今後の資本主義のあり方のひとつとして大いなる可能性を有していることを声を大にして主張する。グローバリゼーションと市場経済の今後について語る際には必読の一冊である。2011/04/28

sleepingdog

1
著者の挙げる事例(特に地球環境関連)が本当に「持続可能」か疑問。「裸の王様」の仕立屋のように感じる。2010/01/17

かりん

1
5:「ビジネスで世界を救う」が自分の一大テーマとなっているので超◎。いろいろ考え過ぎて読み進めなくなるほどの刺激。トレードオフ幻想:社会的義務⇔利益。持続可能な世界への転換を果たすということは、何兆ドル相当のまだ存在しない製品やサービス、技術を創出するということだ。B24B。独創性や向上心ではなく関心と資本。BOP起点のイノベーション:かつての日本。ラダック。深く耳を傾けるだけでなく、深く対話する。法の支配や知的財産保護にこだわらない。製品自体ではなく機能に焦点。想像権。2009/11/24

かも

0
★★☆☆☆経済発展や世界中の人々のより良い生活と地球という限りある資源を守ることの両立は、本質的には間違えていないと思う。しかし本書は、現在の資本主義の弊害として環境破壊と貧困をあげておきながら、貧困層(Bottom Of Pyramid)を対象としたネイティブ力ある新ビジネスの成功が、まるで必然的に環境破壊を一切しないことを前提に成り立つような表現をしている。資源の利用をゼロにしろ。BOPビジネスをやれ。本書を否定的に捉えてしまう自分は、現在の資本主義的な発想は、既に時代遅れなのだろうか。それとも...2017/07/22

Kohei Yamamoto

0
過去50年間に作られた成長モデルは、経済学的にも生態学的にも持続不可能なものである。20年間にわたる経済のグローバル化、民営化、および貿易自由化は贔屓目に見てもおよそいい結果をもたらしていない。グローバル資本主義は現在岐路に立っている 持続可能な世界に向けた社会的課題への取り組みが、企業の株主価値の創造に直結することを表す持続的価値の枠組みである。持続可能性に関する世界的課題が、適正なビジネスの目を通してみれば、実はより持続可能社会づくりに貢献し、同時に株主価値を高める戦略や手段を見つけるヒントになる2015/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21674
  • ご注意事項

最近チェックした商品