内容説明
老舗短歌雑誌で、ここからページを開かせた人気連載。短歌79首と25篇のエッセイ収録。猫たちの歌物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
24
お嬢さんが拾ってきて家族の一員となったねこ様との日々を短歌とエッセイで綴る。ねこ様との日々の中で、お父様の死、お母様の介護、お嬢さんの結婚、妊娠、出産などのライフイベントも描かれる。過酷なことも多々あったはずなのに、ねこ様がそばにいてくれるだけで、どれだけ救われたことだろうかと考える。2025/02/05
イカまりこ
7
猫の表紙とタイトルと、短歌とエッセイということで安易に手に取る。しかしなかなかに重い。生き物を飼う上の責任と高齢の親の介護、自分の体だって万全ではない年齢になってくるとキツいことだらけ。それでもただ苦しいだけじゃない、猫がいる生活。猫の体調、生死に心乱されながらも、その猫に癒される日々。猫飼いさんだったらきっと自分の思い出として描かれるシーンがあると思う。「春はまず尾のある者に訪れてこの家の猫と女はなやぐ」が特に好き。散歩から帰ってきた我が家の猫は尻尾の付け根に花びらをつけてた。あの光景が浮かぶ。2025/04/07
えつ
7
短歌79首とエッセイ25篇でできている1冊。猫好きにはたまらないと思う。小島さんのエッセイはとても読みやすく、すぐに終わってしまった。猫たちの成長を一緒になって感じることができて良かった。嬉しい。短歌も素敵なものばかりだった。やっぱり猫はいいね。読んでいて癒されました。2024/09/23
エル
3
たますけとまりという猫2匹との生活のエッセイと短歌。短歌はほぼ飛ばしてしまったが(笑)読んでいるだけで癒される。2024/11/10