内容説明
残された九歌集とこれまで論じられることの少なかった詩作品を繙き、新たな側面からその言葉の世界に光を当てる。師との出会いから四十余年、没後二十年を機に刊行。春日井建の言語表現者としての思想に迫る。
目次
1 春日井建の詩の世界(「裸樹」の時代―無題の詩一篇、「火喰鳥の話」;「裸樹」の時代―「自画像」、「朝園の小説」、「寓話」;一九六〇年代の詩「旗手」の時代―「犬山のモノレール」;「旗手」7号―ジャン・ジュネ「卵のジュネ」、「石のジュネ」、「花のジュネ」;「旗手」8号―「サド侯爵」 ほか)
2 春日井建の短歌の世界(若い感受性が見ていたもの―『未青年』以前;自我像の根ッ子―内なる権力をあらわにする言葉―第一歌集『未青年』;若さを蕩尽する生き方を選ぶ―第二歌集『行け帰ることなく』;生きる悩みを量る天秤―第三歌集『夢の法則』 ほか)
著者等紹介
彦坂美喜子[ヒコサカミキコ]
1947年愛知県生まれ。1985年、春日井建主宰の中部短歌会入会。春日井建逝去により中部短歌会退会。2005年1月、名古屋で井泉短歌会を竹村紀年子らと設立。短歌誌「井泉」創刊。2022年より「井泉」編集発行人。短歌誌「鱧と水仙」同人。詩誌「イリプス」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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