出版社内容情報
栗木京子[クリキキョウコ]
著・文・その他
内容説明
母との最後の日々、コロナ禍、侵攻という暴挙。現実の基底から、かがやきを発見しようと発せられる言葉。第11歌集。
目次
月夜の魚
焼鳥を買ふ少年(都内足立区を詠む)
ご贔屓さま
前髪
むかしがたり
小舟のごとし
移動図書館
大正の闇
新しき過去
晩秋の旅〔ほか〕
著者等紹介
栗木京子[クリキキョウコ]
1954年、名古屋市生まれ。京都大学在学中に短歌と出合う。歌集に『夏のうしろ』(読売文学賞、若山牧水賞)、『けむり水晶』(迢空賞)、『ランプの精』(毎日芸術賞)など。「塔」短歌会選者。読売新聞、西日本新聞の歌壇選者。現代歌人協会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あや
19
亡くなられたお母様を詠んだ作品が好きです。コロナを詠んだ作品も良かったです。2022/11/15
おはぎ
9
そのときどきの出来事を、つい昨日あったこととして手に取るように読んだ。やはり、短歌には時間を封じ込める魔法がある。「三角にとがれるサンドイッチ食む反故にされたる午後の約束」「月の夜に届くメールはいにしへの矢文のやうで結び目ほどく」2023/03/31
zoumurasan
2
2017年10月から2022年4月までの作品を収める第11歌集。こんなことあったなというマクロなことから栗木さんの身近な物事、目線までさまざまでした。2023/04/25
わらのいぬ
1
再読。2023/04/24