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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいだい(橙)
16
図書館本。真剣に読むと1か月はかかるボリュームなので、感じるもののないページは飛ばし読み。穂村さんや東さんは他の歌集等で知っているので、新しい「好き」を見出すために借りたのだけど、目的には合っていたと思います。栗木杏子さんの短歌はとてもシンプルでお人柄がにじみ出ている感じで、歌集も読んでみたいな。自分より若い歌人では、後藤由紀恵さんがしっくりきました。そして水原紫苑さんの短歌の美しさといったら。いままで文語短歌には苦手意識があったのですが、理解できるようになりたいです。2021/07/11
栗羊羹
16
89人の歌人が日本、世界、自分、大切な人のことをうたっています。勿論、その中には事件、事故、死、そして災害(阪神淡路大震災・東日本大震災)も…あまりにも多くのことがあり過ぎた平成だった。一首一首が突き刺さるように、響いてきました。泣けました。2019/12/21
すずき
5
すんごい時間かかってしまった。89人×31首連作で2759首。は?(は?)多すぎでは…?通常の歌集が多くても400首を超えないことを考えると3500円でこの数というのはやはりアンソロジーの魅力。まあその分「これだけ歌数収録するならついでに座談会とか評論とか収録すればいいのに…」と思ったし編集もシンプル鈍器って感じでそこまで凝ってるわけではない。まあ良くも悪くも「ムック」。企画の趣旨は面白いが。89人も見事に世代がバラけていて面白い。2019/10/26
yumicomachi
3
89人の歌人がそれぞれ平成の31年間 「じぶん」はどう生き、なにが起こったかを、31首の短歌作品にしたものが生年順に収録されている。一年につき一首とは限らない。平成元年から始まる人もあれば、逆に平成31年から遡っている人、はたまた一首ずつがクイズ形式のものなどさまざま。同じ31年をこんなにも多様に歩んだ生の軌跡を読むことができる充実感。大正〜昭和20年生まれ22人、昭和21年〜昭和30年生まれ21人、昭和31年〜昭和40年生まれ15人、昭和41年〜昭和50年生まれ17人、昭和51年〜平成元年生まれ14人。2020/02/06
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- 和書
- わたげ・希望の種