かりん叢書
感傷ストーブ - 歌集

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  • サイズ 46判/ページ数 152p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862726063
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

52
3年くらい前に川島さんの短歌を初めて目にしました。「青春は気味悪くあり錆びついた傘差し向かう同窓会へ」とても強く印象に残りました。まだ、歌集は出ていなく、まとめて読みたい気持ちをずっと思っていました。この歌集が出版されたことを最近知りました。シリアスな印象だった歌がこの歌集では、印象が少し変わり、どこかユーモラスな感想を持ちました。そして、言葉が無垢なまま真っ直ぐ立っているようです。「殿。矢ではございませぬぞ。わいはいでWi-Fiでございます飛んでいるには。」2020/05/14

yumicomachi

1
「笑い」「笑う」という語が多く使われているし、短歌作品自体も「笑わせる」ことを意識しているのかなと思うものがあったが、わたしは笑えなかった。かと言って切ないとか辛いというのともちがう。乾いた淡々とした視点で自分と世界をとらえるユニークさを感じた。〈「お前はもう、死んでいる」とか言いながらあなたと食べる胡桃のゆべし〉〈自販機の中身が代わる私だけなのかマテ茶を飲んでいたのは〉〈会議のため淹れてる紅茶終わったら排水口へ流す紅茶を〉等335首。栞文は佐佐木定綱、岡崎裕美子、渡辺松男。2019年7月刊行の第一歌集。2022/09/12

Cell 44

1
「君の見る走馬燈の中にわたくしの一発ギャグがあれば良いのだ」「落ちた桜を拾って食べるささやかな甘さと強い雀の香り」「軍服の男の選挙ポスターが見上げる先の宵の明星」2020/11/08

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