内容説明
序数歌集『星餐圖』『蒼鬱境』『青き菊の主題』、間奏歌集『森曜集』の四歌集、および『水葬物語』直前までの若き日の創作ノート二冊を一挙に翻刻。
目次
星餐圖(星想觀;茘枝篇)
青き菊の主題(桃夭樂;空中伽藍;水中斜塔圖;青き菊の主題;火宅搖籃歌 ほか)
感想・レビュー
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∃.狂茶党
18
詩歌の類は音読を念頭に置くから、読み仮名がついていた方が良いと思うんだけど。 塚本は印刷芸術としてレイアウトなどにも拘りたかったらしい。 この全集はレイアウトで妥協しているのだが、一頁一首が理想のよう。 七十年代初頭の歌が多く、三島の記憶が生々しいのか、斬首のイメージが多いような気もする。もっとも、元々死の言葉は多かったのでこっちの気にしすぎかも知れない。 読めない漢字がいくつかあり、歌を読めてないのだが、それでも鮮烈なイメージがちらほら。塚本に限らず、語彙の豊富な人を読むと我が身の貧しさを痛感する。2023/10/16
あや
0
歌稿ノートの推敲のあとが興味深いです。2019/06/03
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