歌集 くびすじの欠片

歌集 くびすじの欠片

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  • サイズ B6判/ページ数 135p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862721327
  • NDC分類 911.168
  • Cコード C0092

目次

助手席
セロファンの鞄
ヘアピン・ピアノ
愛なんて言う
マクドナルド
春が来たなら
カシスドロップ
桃のジェラート
Sexual
バレエがあった日々〔ほか〕

著者等紹介

野口あや子[ノグチアヤコ]
1987年、岐阜県生まれ。2004年「幻桃」入会、松村あやに師事。2006年「未来」入会、加藤治郎に師事。第49回短歌研究新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

43
#野口あや子 #短歌 みずいろの風がまぶたを撫でるからゆっくり握る朝顔の種 #返歌 砂けむり髪を揺らして通り過ぎ水と蒔こうよ朝顔の種2016/05/10

メルト

34
どこか妖艶な、それでいて純粋な、澄んだ空気を感じる歌集だった。きっと言葉ひとつひとつを選び抜いて詠まれているからだろうな。ほんとうにきれい。だけど、人形のようなきれいさではなく、たしかに人間としての息づかいが聞こえてくる作品。彼女が短歌研究新人賞を受賞したのは高校生の時だということが信じられないです。もう一度この世界に浸りたい。2018/10/14

まみ

12
「脆いもの、散らばったもの、壊れてしまうもの、あるいは壊してしまったものを私なりの勇気を持って言葉というからだにすることで、私は私を保ってきたような気がします」(あとがきより)読んでいると私自身の脆いもの(強がって見ないふりをしている部分)が引き出されてしんどかった。痛いなあ。わかるような、わかりたくないような。でももう少しぎりぎりの危うさを保ってくれてた方がよかった。コントミンとかデパスという単語を入れちゃうところ、いきすぎてる気がした。2012/08/24

双海(ふたみ)

8
著者は1987年、岐阜県生まれ。2004年「幻桃」入会、松村あやに師事。2006年「未来」入会、加藤治郎に師事。第49回短歌研究新人賞受賞。「シトラスの香りで包む夜の眠り羽音のような着信がある」「レポートは告白めいて君の居る机にばかり陽がさすような」「パレットを洗えば色はとりどりに解(ほぐ)れ流されあなたと出会う」2023/10/05

マコ

8
なんかもう全部良すぎて…。手に入らないのがさみしすぎてEvernoteに全部手打ちしてしまった。「互いしか知らぬジョークで笑い合うふたりに部屋を貸して下さい」ラブホデートする初々しいカップルでしょうか。最初の一首からやられてしまった。「私とのこと過ちと片づけて寒い目をする君に会いたい」「教師という免罪符あり指導とも睦言ともとれることばかり言う」「先生と呼ばれるたびに厚くなる爪で君は缶コーヒーを開けたり」「うろこ雲眺めるようにかかわっていきたかったと でもほんとうは」など良かった。2019/06/19

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