造本解剖図鑑―紙から読み解く本づくりの極意

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862670403
  • NDC分類 022
  • Cコード C3055

内容説明

印刷加工と紙の相性、見た目、手ざわり、匂いや気配…6感で考える、「紙」のすぐに役立つ選び方。読み手と物語を結ぶ「紙」にうっとり。登場する本に使われた紙の豪華綴じ込み・紙見本付き。

目次

紙から読み解く「ブックデザイン」(クラシコトレーシング―怪談集花月夜綺譚;ウラノスGA―ゴシックハート;地券紙―出逢いが足りない私たち;ムーンカラー―黄金旅風 ほか)
ブックデザインから読み解く「紙」(ボス―S倉迷妄通信;タントセレクトTS‐3―寿(kotobuki)魂
アルグラスFCF128―一、二、三、死、今日を生きよう!―成田参拝
ハイピカE‐2F―オープンソースの成功―政治学者が分析するコミュニティの可能性 ほか)

著者等紹介

ミルキィ・イソベ[ミルキィイソベ]
グラフィック・デザイナー。東京生まれ。東京都立大学人文学部心理学科卒業。銀座青木画廊での丁稚奉公中、ひょんなことから『夜想』を今野裕一と共に創刊、1998年に休刊するまで編集・デザイン・制作を担当。00年、ステュディオ・パラボリカ設立、『夜想』を03年に復刊し、出版好きを露呈する。単行本、写真集・画集など多数の装幀の他、広告、ポケモンカードゲームのAD、新聞連載小説の挿絵やイベント会場のADなども。06年、浅草橋にギャラリーパラボリカ・ビスを開設、展覧会やイベントを精力的に開催中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

62
素敵なブックデザインをされるミルキィ・イソベさんの最大の効果を得るための紙選びにこだわる知識が凄い!専門性が高いので詳しいことは分かりませんが、ただ眺めているだけでも紙好きには面白い一冊です。2014/04/19

ねむねむあくび♪

35
本友さんに教えてもらった本造りの本。正に図鑑だ。筆者はグラフィックデザイナー。しかしこの本を読むと、デザイナーというより、本のスタイリスト!!本にふさわしい紙を、見返しの紙、表紙の紙、帯の紙、本文の紙などを選び、色やテクスチヤー、厚みやエンボス、印刷時のインクの乗りまで計算する。もちろんコストも忘れない。自分が知っている知識とノウハウを惜しげもなく披露しているのは、素晴らしいと思う。専門性の高い本なので、仕事などに生かせる人にお勧めだが、本作りに興味があるなら、勉強になるだろう。2013/10/01

りつか

3
返却期限過ぎてしまったからとぱらぱらーっと読んだだけですが、紙の効果はすごいなぁ、と。色はもちろんだけど。見本もついてたり、基本的に本文カラーだったりと豪華だし身近に置いといてぱらぱら捲りたい感じなので、今度読むときは自分で買って読めたらいいなぁ、とか。【大学】2009/04/14

アメヲトコ

2
数多くの装幀を手がけてきた著者が、本作りにあたってどこにどのような紙を、どんな考え方にもとづいて使ったのかを実作を例に解説した一冊。こういう情報は実際の本には記載されていないので、こんな手法を使っているのかと勉強になります。巻末にはいくつかの紙見本付き。2019/01/26

さいうら

1
卒研中の春ころに学内図書館にて。紙ひとつで印象を操作できるって面白いですね。 紙見本がついていたりで楽しいが、内容の割にちょっと高い気がして買わずじまい。2009/05/21

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