内容説明
ゲーテが苦しんだ理性と感性との葛藤。そこから『親和力』は生まれた。いまだ謎とされるこの作品に込められた理念解明への試み。
目次
第1部 解釈の試み(構造上の特徴;理性と自然;デモーニッシュな世界;オティーリエ;地理的描写による象徴的表現;礼拝堂;運命の力;聖母マリア;結末の謎解明への暗示;結末の謎の解明)
第2部 『親和力』におけるゲーテの思想と理念について(人間のあるべき姿;Wollen(意欲)とSollen(当然)
『親和力』に込められた理念とは
ゲーテの体験との関連)
著者等紹介
田村和子[タムラカズコ]
1940年大阪府生まれ。1963年お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業。1985年早稲田大学第一文学部文学科ドイツ文学専修学士入学。1987年同大学同学部同学科卒業。1994年同大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士後期課程修了。日本独文学会、日本ゲーテ協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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