内容説明
富岡ではなく岡谷がなぜ繁栄?諏訪式機械と諏訪式経営、工女たちの奮闘と片倉四兄弟ほか製糸に生きた人たちの群像等情報満載!糸都の諸相を生き生きと描く。
目次
第1章 重荷を背負った製糸業―製糸家と工女の苦闘(生産原価の八割が繭代―製糸業の特殊性;「生死業」 ほか)
第2章 スタートから先頭に立つ―明治・諏訪人の智恵と勉励(幕末諏訪に製糸の基盤;ご一新、生糸で国おこし ほか)
第3章 糸価絶頂―古きよき時代・大正(水車・蒸気動力から電力へ;今井五介と一代交雑蚕種 ほか)
第4章 激動の昭和―世界大恐慌と戦争と(昏い昭和の幕開け;製糸王国にしのび寄る影…糸都にはなお熱気 ほか)
資料
著者等紹介
市川一雄[イチカワカズオ]
昭和10年(1935)下諏訪町生。県立諏訪清陵高等学校卒。作家・編集者。地域紙「湖国新聞」編集長を経て、編集工房「草原社」「あざみ書房」を設立し、地方文献を出版。著書多数。諏訪こぶしの会(新田次郎顕彰会)会長、ふるさとの製糸を考える会副会長を勤めた。諏訪市文化財専門審議委員、下諏訪町文化財専門委員。文芸誌『窓』編集発行人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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