親子の手帖

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784862656629
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0037

出版社内容情報

親と子の幸せの探し方
現代のたよりない親子たちが、幸せを見つけるための教科書。


まえがき
第1章 私の不安を知ることで、子育ては変わる
 1 親の不安は子に伝播する
 2 親の言うことを聞かない子ども
 3 子どもの叱り方
 4 管理される子どもたち
 5 全部、僕のせいなの?
 6 放っておけない親
第2章 親はこうして、子をコントロールする
 1 成功体験は危ない?
 2 ある母と娘との電話 
 3 親はこうして子をコントロールする
 4 カンニングをする子どもたち
 5 幻想の共同体、母と娘 
 6 記念受験の虚実 
 7 なぜ偏差値の高い学校を目指すのか 
 8 小中学受験と親
 9 葛藤との向き合い方 
 10 受験直前の子どもとの付き合い方
第3章 苦しむ子どもたちと、そのとき大人ができること
 1 学力と差別の問題 
 2 身近になった障害 
 3 「勉強ができない」と下を向かなくてもいい
 4 LD(学習障害)の子どもの将来 
 5 発達障害の子どもと夫婦の問題 
 6 良い父親 
 7 良い母親 
 8 家庭でも学校でもない、第三の居場所の必要性 
 9 子どものいじめと大人の接し方
第4章 子どもの未来のために
 1 大人になるということ
 2 子育てに熱中すること、子育てから逃避すること
 3 理解のある親と子どもの精神
 4 親にとって子育てとは
あとがき


鳥羽和久[トバカズヒサ]
著・文・その他

内容説明

受験、成功体験、カンニング、発達障害、学力と差別、不登校、いじめ、夫婦関係、理解のある親、幻想の共同体、中1ギャップ、第三の居場所、スペクトラム化する社会、親の葛藤、子の自立…現代のたよりない親子たちが、幸せを見つけるための教科書。

目次

第1章 私の不安を知ることで、子育ては変わる(親の不安は子に伝播する;親の言うことを聞かない子ども ほか)
第2章 親はこうして、子をコントロールする(成功体験は危ない!?;ある母と娘との電話 ほか)
第3章 苦しむ子どもたちと、そのとき大人ができること(学力と差別の問題;身近になった障害 ほか)
第4章 子どもの未来のために(大人になるということ;子育てに熱中すること、子育てから逃避すること ほか)

著者等紹介

鳥羽和久[トバカズヒサ]
1976年、福岡県生まれ。学位は文学修士(日本文学・精神分析)。大学院在学中に学習塾を開業。(株)寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、及び日本航空高校唐人町校校長。教室で指導する傍ら、とらきつね(文具・食品・雑貨)の運営や各種イベントの企画、独自商品の開発、地域活性化プロジェクト等に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さく

24
子どもとの関係を築く上で、心に留めておきたいなと思う言葉がたくさんありました。著者は塾の先生で、この本も、思春期である中高生たちの親を想定して書かれています。子育ての悩みは、子どもが大きくなるにつれて大きくなるのかなー、なんて思ったり。再読する時は、購入したいです。2024/04/18

ほし

10
以前読んだ別の本で、親は子どもを良い子にしようとするのではなく、子どもをとって良い親になれるようにしましょう、というようなことが書かれてあり、それが印象に残っていました。この「親子の手帖」を読んでその考えを一歩深められたような気がします。それは、子どもにとって良い親を「演じる」のではなく、実存としての良い人間性を持たなければ、子どもには伝わらないしかえって悪影響になりかねないということです。こうするのが良い親だからこうしよう、という態度ではなく、ただあるがままに良い関係性を築くことを目指そうと思えました。2018/11/30

rin

8
★★★★★…今はまだ子どもが小さいので、ここに書かれていること全てが当てはまる訳では無いけれど、親として忘れちゃいけないことがたくさん書かれていた。子どもとの距離感や接し方など、迷ったらこの本を開こうと思う。お守りのような本だった。2018/11/13

タカナとダイアローグ

6
冒頭から突きつけられた問、親としての自信のなさ・不甲斐なさに気がつき、読み進めるのが困難だった。(村井さんも述べていて少し安心した)自分の中に様々な層の自分がいることに気がつく。現在の親としての自分、息子・娘、子どもの頃の自分、自分の両親、肉親以外にも高校時代に厳しいことを言ってくれた担任、期待をかけてくれたコーチ、尊敬する先輩、ゼミの恩師、私淑している学者(見田宗介先生)などなど。自分/思考が境界を失くし、様々な視線から「何を望むのか」問いかけられた。自分のことより子どもを大事にしたい。贈与を返す番かも2022/05/21

kanaoka 58

6
子供のそばにいる事だけが、親にとってできる全て。 そして、人生に「成功」というものは無い。ましてや自分の人生を失敗と判定している者(さらに、それにも関わらず、自らは、「成功」に向けてのチャレンジを早々と放棄している者)が、何らかの子育ての方法論に取り組んでも害悪につながるケースも多いだろう。 できることなら、多くの者にとって、生きやすい社会が到来して欲しいものである。2018/10/02

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