出版社内容情報
松村朋彦[マツムラトモヒコ]
内容説明
文学は五感のすべて、五感を媒介に創作の深部に迫る。例えば「見ること」をめぐってゲーテやホフマンを省察し、芳香や悪臭からノヴァーリスやT.マンの世界を読みなおす。そして五感の統合と協働でヘルダーやシュティフター、リルケの再発見に挑む。
目次
序章 五感で読む文学
第1章 彫像の恋人
第2章 視覚の変容
第3章 非音楽的な音楽家
第4章 食・愛・言葉
第5章 芳香と悪臭のあいだ
終章 五感の統合と協働
著者等紹介
松村朋彦[マツムラトモヒコ]
1959年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程(ドイツ語学ドイツ文学専攻)修了。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学博士(文学)。専門は、近代ドイツ文学・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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