内容説明
人工透析の治療を受けている男と、ラブホテルで花を活ける人妻―鮮烈な愛の形を切り取る表題作をはじめ、初々しい十代を描く連作など。
著者等紹介
澤井繁男[サワイシゲオ]
1954年札幌市生まれ。東京外国語大学を経て、京都大学大学院文学研究科博士課程後期在籍中の二七歳のときから、人工透析、献腎による移植、再透析、腹膜透析、再々人工透析を繰り返して現在に至る。小説「雪道」(『旅道』所収)により、二〇〇号記念『北方文藝賞』受賞(1984年)。同作品にて、第十八回『北海道新聞文学賞佳作』受賞(1984年)。現在、関西大学文学部教授(イタリア・ルネサンス文化論)。この分野の著訳書多数。東京外国語大学論文博士(学術・1999年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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