内容説明
一流の歌人になるべく悶々として焦る、四十代のあまりにも人間くさい赤彦と、澄みとおった歌境をひらいた五十代の赤彦。その人生になやみ苦しみながら伴走した聡明な妻不二子と畏敬と思慕で生きとおした恋人中原静子、赤彦の門に入らず自力で成長した太田喜志子(若山)。明らかになる赤彦の素顔と女性たち。
目次
プロローグ 武石村
第1章 桔梗ヶ原
第2章 広丘村
第3章 悩み
第4章 若山牧水
第5章 赤彦
第6章 八丈島
第7章 菩薩位
著者等紹介
福田はるか[フクダハルカ]
1941年生まれ。昭和女子大学文学部日本文学科卒。高木健夫氏の助手として、『新聞小説史』研究の資料収集および年表作成に従事。同人誌「じくうち」および「三田文学」に拠り作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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