昭和の戦争と大正ロマンのはざまに生きて

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862654380
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

内容説明

昭和の戦争を生きた人々の胸深くに秘められた大正ロマンの香りとリベラルの灯。これは親友の特攻死と戦争責任について考えながら、今の日本人に向けて記された憂国の書である。さらに暗い戦争のさなかにも存在した朗かさを戦時中の娯楽映画や歌謡曲に探る。この力こそが戦後復興を支えた原点であった。

目次

第1部 昭和の戦争と日本人(泉に沿いて茂る菩提樹;戦争終結前後のこと;戦中戦後の天皇論;戦後の自虐と誤りで傷ついた日本人;潜在していた大正ロマンの例;ロマンの開花のために)
第2部 昭和の戦争責任者の例(杉山元陸相の独善(日中戦争関係)
池田純久参謀の戦争不拡大努力と近衛文麿首相の錯誤(日中戦争関係)
池田純久参謀のけじめ不明(日中戦争関係)
東條英機首相の独裁と非情(太平洋戦争関係)
まとめ)

著者等紹介

樋口大成[ヒグチヒロシゲ]
1926年(大正15年)東京に生まれる。旧制東京府立第六中学校、旧制佐賀高等学校、九州大学理学部化学科卒業。福岡県立高等学校教諭、国立有明高等専門学校教授。1989年(平成元年)定年退職、名誉教授(物理化学)。2012年9月没。著書『師団長だった父と私』(2002年、学研出版)(北九州市自分史文学賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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