内容説明
一つの作品を深く読み、自分で考え・自分を見つけ、「本当の大人」になろう。「赤ずきん」を読んで、文学の森で“迷子”になることを勧める魅力あふれる本。
目次
はじめに なぜ、大人が文学として「赤ずきん」を読むのか
プロローグ 「文学を読む」とはどういうことか
第1章 「赤ずきん」とはなにか
第2章 グリム以前の「赤ずきん」
第3章 グリムの『赤ずきん』―「書かれた」グリム童話
第4章 グリムの『赤ずきん』を「誤読」する
第5章 グリム以後の「赤ずきん」
エピローグ 「本当の“大人”になる」とはどういうことか
おわりに 「文学講義」についてのつぶやき
著者等紹介
岡光一浩[オカミツカズヒロ]
山口大学名誉教授。専門は、世紀転換期のドイツ文学。近年、文学概論、比較文学、児童文学、ヨーロッパの文学、芸術論などを講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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