内容説明
昭和文学の金字塔、自滅するテロリストの青年を主人公にした「いやな感じ」をはじめ、主要作品を生涯にそって論じながら、高見文学の核心と魅力を明らかにする。
目次
序章 「私生児」から「私生児」への技巧の苦悩
第1章 「故旧忘れ得べき」で文壇デビューの頃
第2章 「如何なる星の下に」高見順の時代と浅草耽溺
第3章 「わが胸の底のここには」少年時代を徹底解剖
第4章 「都に夜のある如く」都会風俗と中年男の恋
第5章 「いやな感じ」昭和文学の金字塔
終章 昭和四十年八月十七日の昼・未完の酷暑
著者等紹介
坂本満津夫[サカモトマツオ]
昭和6(1931)年栃木県生まれ。日本文藝家協会会員。「日本海作家」同人。福井市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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