内容説明
第1作『ヴィスコンティ』の好評を得て、『エイリアン』『聖タルコフスキー』『アンゲロプロスの瞳』と、独自の映像論を展開してきた若菜薫が、今回さらなる作品の魅力にうながされ、再び華麗なる巨匠の世界に挑む。
目次
第1部 高貴なる錯乱のイマージュ(高貴なる雑種としての映画;映像話法と映画のリアリティ;映像的エクリチュールの変容;世界解釈の図式の変容)
第2部 作品論(躍動する肉体―『ベリッシマ』論;幻想の愛―『白夜』論;君臨する金―『前金』論;過去の闇を凝視する瞳―『熊座の淡き星影』論)
錯乱のエクリチュール
著者等紹介
若菜薫[ワカナカオル]
1956年千葉生まれ。中央大学仏文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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