内容説明
名古屋開府と共に四百年―松坂屋が生きた歴史は日本近代史の縮図である。
目次
創業篇―新生名古屋と共に(ある日のいとう呉服店;発展の系譜;江戸時代 松坂屋にかかわるエピソード;安政の大地震と上野松坂屋)
明治・大正篇―近代化へのステップ(呉服店から百貨店へ;新装・いとう呉服店;関東大震災起こる!;百貨店時代来る;松坂屋の誕生)
昭和と戦争篇―戦火を生き抜いた松坂屋(戦争への道;エピソード昭和篇;戦火の中で―;松坂屋焼失;復興・松坂屋;戦後のエピソード;こんなこともありました)
著者等紹介
森哲郎[モリテツロウ]
1928年名古屋に生まれる。1953年文藝春秋漫画読本に「大将さん」連載。1960年手塚治虫らと長編漫画研究会を結成。1975年ナンセンス漫画に飽きたらず、社会派に転じ「秩父事件」「日本国憲法」全五部作を執筆出版し、大きな反響を呼ぶ。2006年「旅に出た七福神さま」「歩けない犬」(絵本)を出版。「マンガ、孫子の兵法」(ゴマブックス刊)「マンガ松坂屋物語」(鳥影社刊)を漫画家50周年記念として出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
10
          
            伊藤蘭丸が清洲越し名古屋で呉服屋を開いたのが松坂屋の始まり。江戸時代から積極性に富み、上野松坂屋を買収して江戸進出、尾張藩御用達、女当主宇多、安政地震を経て幕末有名人との意外な関係性、呉服屋から近代的なデパートへの転換に模索して成功した明治、大正には全ての店舗をいとう呉服店から松坂屋に統一、関東大震災、戦争を経て戦後のカトレヤや「生活と文化を結ぶマツザカヤ」など、激動と発展のいとう呉服店→松坂屋の歴史をマンガで分かりやすく解説。創業地名古屋でも地域一番店の座を奪われたが歴史では高島屋には負けない。
          
        奏
3
          
            松坂屋の400年に及ぶ歴史を漫画で辿る。創業者は織田信長に仕えた三人の蘭丸のうちの一人伊藤蘭丸。江戸、明治、大正、昭和とお上とのつながりも強く、真っ先に新しいことを取り入れ間違いなく時代を作ってきた存在。そして、幾度の火事や地震のたびに人々を支えてきたことに感服。あきない世傅のモデルとなったいとう呉服店の宇多さんについても記述あり。土方歳三が奉公していたり、西郷隆盛が立ち寄ったりと大物エピソードが盛りだくさん。松坂屋あっぱれ!2023/08/21
          
        ブルー
2
          
            松坂屋の誕生から今に至るまでを漫画で描いてあります。イラストが全部同じに見えたり、ギャグもないのですが、どういうデパートだったのかを知ることができます。2015/07/21
          
        waraby
0
          
            鳥影社(ちょうえいしゃ) 2006.102025/10/19
          
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 - 針盛山の民話
 




