内容説明
この世に命をもって生まれてくれた、たった一人の弟に何ができるのかをかおりは真剣に考え始めた。そしてかおりは学校帰りに毎日病院へ行った。敬太に話しかけほっぺたを合わせぎゅっと抱きしめた。絵本を読んでそい寝もした。かおりが幼いころ、お父さんやお母さんにしてもらったように。「ねーね」と「敬太」、つないだ手を決して離さぬように。
著者等紹介
井上瑞子[イノウエヨシコ]
1966年1月生まれ。徳島県鳴門市出身。同志社女子大学英文科卒業後、徳島県で中学教員として働いている。徳島県美馬市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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