内容説明
私の人生は、一生かけてお父ちゃまを愛する人生だった。広島で被爆死した父と、25歳から97歳まで寡婦を貫いた母。残されたのは、戦時下にいきいきと綴られたふたりの恋文だった。戦後生まれの著者が「予め失われた父」を探す心の旅の記録。
目次
第1部(牛込の家;獲たる哉 思うがままの 月と女;大空襲と原爆;宍戸大尉との出会い;戦時下のジャーナリズム;八月三日、百合子が突然、面会に)
第2部 往復書簡
著者等紹介
常石登志子[ツネイシトシコ]
旧姓、山本。1946年1月、広島に生まれる。広島大学教育学部付属中・高等学校を経て、1968年慶應義塾大学フランス文学科卒。在学中は「三田新聞学会」に所属し文芸面を担当。1969‐70年、『安藝文学』同人。1976年以降は公文式算数・数学教室等で小・中・高校生の指導にあたる。2001年より、リサイクルで海外支援するNPO法人「WE21ジャパン・さかえ」でボランティア活動。2011年の東日本大震災以降、「ぶんぶんトークの会」の立ち上げに関わり、学習会、講演会、自主上映会等を主催し、地域に脱原発を広げる活動に尽力。2015年より「安保法制廃止・憲法を活かそうオール栄区の会」にて、日本国憲法を守るための市民運動に参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- OD>教材刑事法入門